RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ラーメン 凛@渋谷 2014年6月20日(金)

【ハンズ】正面の細い路地を入って行く。
左脇には出来立ての『町田商店』の赤い看板が見える。
店は【神南小学校】の坂道を挟んで向かい。

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只ならぬ緊迫感が漂う大井町店とは異なり、
渋谷店はかなり緩やか。

丼を指さし
「写真撮っていいですか?」と聞くと
お運びのお兄さんは「どうぞ~」と朗らかに
応えて呉れたし。


店内はストレート四席のカウンター、
二人掛けのテーブルが四卓、
四人掛けが二卓。

開店間もない18:00の入店で先客は二、
その後食べ終わって出るまでの来客は六と、
繁盛しているなぁ。
しかし、客層にはかなり偏りがある。

券売機は入り口右手。

店頭の看板にもある《特濃つけ麺》にも魅かれたが、
同様に「期間限定」の表示がある《汁ナシ》も捨てがたい。


食したのは、
スープなし しょうゆ(生玉子付き)。
値段は800円。

食券を渡すと「ニンニク入れますか」と確認されるが、
当該店の「ニンニク入れますか」は
額面通りの「ニンニク入れますか」だと認識しているので、
「抜きで」とお願いする。

やや怪訝な顔をされたけど、
このあとのコトもあるもんで・・・・。
いや、たっぷり入れた方が美味しいのは判っているんですけどね。


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先ずは「玉子で~す」と
生玉子が供される。
随分と丼がでかく、小さめの黄身が
余計にちんまりと納まって見える。


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ややあって出された、目当ての一品。

野菜がこんもりと盛り上がっている。
九割方はモヤシだ。

横から見てもかなりの壮観。

上面にはたっぷりと白い脂。
デフォでこれだけの量だから「マシ」にしたら
どんなコトになるんだろう。
ちょっと、恐ろしい。

玉子が入っている丼に取り分けようかと一瞬思ったが、
何とか天地をかえせるんじゃないか、これは。
野菜を下に沈め、麺を引き出し、豚も上段に上げておく。


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麺は太、やや平ストレート、僅かにカール。
表面は軟らかめだが、その太さ故、歯応えはごわりとし
格闘感は十分。
ずる、ずる、ずると啜りあげて行くと
口の中が麦の香りで一杯になる。

量は200g強あるだろうか、
そこそこお腹が膨れ、大盛にしなくて良かったかも。

汁との絡みも満点なのだが、
その汁が《汁ナシ》とは思えないほどたっぷりと入っている。

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これだもの・・・・。

よくかき回して食べたハズなのに、
麺や具を綺麗にさらった後でも、こんなに残っている。

立派にラーメンだろ、これわ。


豚は大人の掌大、厚みのあるものが二枚。
濃い味付け。
それなりに軟らかいのだが、これだけ厚いと
十分な歯応えに感じる。
黄みを帯びた脂も、以外とさっぱりして美味しい。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。

汁がかなり鹹く、最後まで飲み切ることができなかった。
自分としては、珍しいコトだが、それ程、ジャンクで
強烈な味わいだった。
カラダが弱いヒトが食べたら、負けてしまうかもしれない。

店内にはピリピリした緊張感の欠片も無く
それはそれで良いのだが、
一杯が目の前のカウンターに置かれた丼の中で造りあげられる醍醐味を体感できないのは
ちと残念か。
あ~いったパフォーマンスも、味の一部だから。