RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

鮫鱈鯉(おでん):居酒屋~でも〆のラーメンが絶品

店内は壁にくっついた二人掛けのテーブル。
店の中央には十人くらいのコの字型のカウンター。
奥の方には小上がり。

開店とほぼ同時。18時の入店にもかかわらず
最早店内には五人の客。

相当酒が進んでいそうな二人連れもおり、
おいおい、一体何時から呑んでるんだ、あなたたちは。


今宵の目当ては、店のウリの《おでん》と《ホルモン》。
余裕があったら、〆にラーメンでも食べようかな。


酒の値付けは、むちゃくちゃ偏っている。
生ビールが650円って、東京並み(いや、それ以上か)。

一方、日本酒は600円くらいからだし、
焼酎もボトルが2,800円くらいからで良心的。

この差はなんなんだろう。


でもね、料理はとっても美味しいのよ。

《おでん》はタネを変え、計三回ほどをオーダー。

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練り物の仕様も独特。
左から、厚揚げ・がんもどき・竹輪。
特に竹輪は外見からはそうは見えないし。

スープは澄み、さっぱりした中に、深い旨味。
都度、全てを飲み干してしまい、後で喉が渇いた。


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本店のラーメン屋さんが提供する素材も幾つか。

《メンマ》に《チャーシュー》。
何れも酒のツマミ用に、塩や胡椒が降られているが
それ無しでも十分に美味いだろうと思わせるクオリティ。

メンマは太い拍子木状。それでいてさっくりとした噛み応え。
濃い味付き。
『葉月』@不動前を思い出した。
たっぷりと盛られている量も嬉しい。

チャーシューは薄くスライス。
縁には焦げ目が付き、脂肪層も多い。
一旦、フライパンで火を通された様子。
これも、豚肉の味がしっかりと上々。


これは、もうラーメン食べるでしょ、と
散々呑み食いしたにもかかわらずオーダー。

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三種ある内から選んだのは、
おでん出汁の孫の手らーめん。
値段は800円。

亀の手は知っているけど、孫の手ってなにさ、と思いつつも、先ほどの
おでん出汁をベースにしているのであれば、さぞかしさっぱりとした
一品だろうと期待も膨らむ。

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おお、なんか、懐かしいビジュアルだ。

中央に葱、脇に玉子、下には鳴門も控えている。

予想外に濃そうな醤油スープ。
しかし一口啜ると、芳ばしさにも似た良い薫りと旨味が立ちあがって来る。
こりゃ~イイ。

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麺は(汁モノ基準で)中、縮れ。
ぷっつりした噛み応え、しっかりとしたコシ、
表面は滑らかなので啜り心地も良好。
それでいてスープの持ち上げも申し分ないし
量も200gくらいはありそう。


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チャーシューとメンマもちゃんと投入され
色合いからするとチャーシューは低温調理のような状態で
処理されている感じ。


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玉子は黄身が蕩け絶妙の茹で加減。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。

非常に美味しい一杯だった。
お腹も膨れたし。


ただ、散々呑み食いをしたので
払いは8,300円と、いい金額になっちゃたんだけどね。

でも、美味かったから、
ノープロブレム。