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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

アンディ・ウォーホル インスパイア展@伊藤忠青山アートスクエア 2014年4月26日(土)

森美術館』で開催されている〔アンディ・ウォーホル展:永遠の15分〕とのコラボ企画。

会期は~4月29日(火)まで。

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無料の展覧会と侮ってはいけない。

館内は何時も通りクオリティの高い作品に満ちているし、
来場者も常よりも多い印象。


十名強の出店は、一体これのどこがインスパイアなの?
と疑問に思える、『撫子凛』のギターを抱えた陶酔する女子高生があるかと思えば、
とっても判り易い『ヴィック・ムニース』のダイヤモンドで構成された〔マリリン〕のような作品もある。


が、やはり面白いのは、更に一捻りされている作品、
例えば『高村総二郎』の〔カップヌードル〕を題にとった
しかも、日本画があり、
画材こそアクリルを使用し、画面一杯に、最早
国民食となった当該商品が描かれているのだが、
紙蓋の裏面は屏風の箔が貼られた升目になっており、
そこはかとなく香る「和」に思い至ってしまう。


更に『加藤智大』の二点は金属版をカンバスに仕立て、
その上にアクリルスプレーで描くと言う、例えば
〔ダースベイダー〕等は、その質感がリアルだし、
〔スープ缶〕には原子力マークが描き込まれており、
皮相さもたっぷりだ。


久々に観る『東樋口徹』や『スージー甘金』の作品もあり、
そのバリエーションの広がりも飽きさせない。