RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

第10回写真「1_WALL」展@ガーディアン・ガーデン 2014年4月12日(土)

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「次世代の若手写真家を発掘する」
とのサブタイトルが冠されている。
会期は~4月17日(木)まで。


ファイナリスト六名の作品が展示。

最早グランプリは『山下達哉』の〔除染〕に決定している。
「3.11」後の原発事故に題をとったものだが、
しかし、この「除染」という単語、違和感があって仕方がない。

何故って、放射能は無くならないから
「除く」ことは出来ない。
他の場所に「移して」いるだけだ。
従い「移染」が正しいだろ。




自分が気になったのは
『阿部夏澄』の〔u〕
『水島貴大』の〔未来SOUND〕
何れもセクシュアリティを扱い、
此処では男女の境界は曖昧だ。

境界の曖昧さと言えば
『若山忠毅』の〔透き間〕も同様。
地方と都市が鬩ぎ合う一点が
しかし日常然とした風景として捉えられている。

しかし、ピンホールで撮った
『小池裕也』の〔pin HOLE〕とて
彼我の違いが混沌としている点では
極めて近似しているかもしれない。