封切り四週目に突入。
席数89の【シアター4】の入りは十人ちょっと。
ま、平日の昼下がりだから、こんなものだろう。
席数89の【シアター4】の入りは十人ちょっと。
ま、平日の昼下がりだから、こんなものだろう。
365日休まない・24時間眠らない。
そのキャッチを屋上のネオンサインに掲げる『本庄病院』。
そのキャッチを屋上のネオンサインに掲げる『本庄病院』。
映画はこのあたりの事情をテンポ良く描き出しはするのだが、
如何せんマスクに隠れており、
名前と顔が一致しないのは難点か。
如何せんマスクに隠れており、
名前と顔が一致しないのは難点か。
前作で予習してあることが前提にみえ
やや不親切な造り。
やや不親切な造り。
翌日のスタッフミーティングの席で『一止』は
思いがけない顔を見かける。
思いがけない顔を見かける。
「医療現場の底辺へようこそ」と迎える『一止』。しかし、
定時に来、定時に帰り、
夜間は電話連絡も取れない『進藤』の勤務態度に
スタッフの不満は次第につのって行く。
定時に来、定時に帰り、
夜間は電話連絡も取れない『進藤』の勤務態度に
スタッフの不満は次第につのって行く。
『一止』が『進藤』との久々の邂逅時に掛けた言葉、
「医療現場の底辺へようこそ」
が、本作の通底するテーマとなっている。
「医療現場の底辺へようこそ」
が、本作の通底するテーマとなっている。
もう一つは、家族の愛情のカタチで、
それは三種の有り様が描かれるのだが、
何れにしろ先のテーマを基にした上でのこと。
それは三種の有り様が描かれるのだが、
何れにしろ先のテーマを基にした上でのこと。
「医療現場の底辺」の表現は、勿論、
患者にとってのことではない。
患者にとってのことではない。
患者に寄り添おうとすればするほど、
医者をはじめとするスタッフにしわ寄せが来る。
医者をはじめとするスタッフにしわ寄せが来る。
二十年ほど前には頻繁に救急外来にお世話になった身にすれば
確かに、この事情は理解できる。
確かに、この事情は理解できる。
診察に出てきたお医者さんの髪の毛はばさばさで、
寝起き感が満載(今は違うかもしれないが)、
『櫻井』クンの爽やかさは欠片も無い。
それでも、雰囲気は上手く再現できていると思う。
寝起き感が満載(今は違うかもしれないが)、
『櫻井』クンの爽やかさは欠片も無い。
それでも、雰囲気は上手く再現できていると思う。
本作はこのあたりの事情を
夫婦の係り方に絡め、声高に言い募るのではなく、
ややほんわりとしたテイストで
しかしココロに沁みるように描写している。
夫婦の係り方に絡め、声高に言い募るのではなく、
ややほんわりとしたテイストで
しかしココロに沁みるように描写している。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆。
前作と、監督・脚本が同じなのが功を奏した。
医療の在り方に正解は無いけれど、
少なくとも同じトーンで続編を作れたのは
スタッフの手柄だろう。
医療の在り方に正解は無いけれど、
少なくとも同じトーンで続編を作れたのは
スタッフの手柄だろう。
原作を読み込んでいる人によると
「1」より「2」の方が面白かった」とのことで
このままで行けば「3」できちゃうかな。
「1」より「2」の方が面白かった」とのことで
このままで行けば「3」できちゃうかな。