封切り三日目。
席数488と大きい【CINE12】の入りは二割程度。
席数488と大きい【CINE12】の入りは二割程度。

テレビ局の映像下請け製作会社で(俗に言うところの)
トップ屋のように動いている『赤星(綾野剛)』の元に、
警察の事情聴取を受けたという元カノからの連絡が入り、
『赤星』はその情報を基に取材に動き出す。
トップ屋のように動いている『赤星(綾野剛)』の元に、
警察の事情聴取を受けたという元カノからの連絡が入り、
『赤星』はその情報を基に取材に動き出す。
『赤星』は周辺の人物からインタビューを重ね
その映像がワイドショーで大きく取り上げられたことから、
『城野美姫』犯人説の世論が形成されていく。
その映像がワイドショーで大きく取り上げられたことから、
『城野美姫』犯人説の世論が形成されていく。
果たして『城野美姫』は本当に真犯人なのか。
かなり、面白かった。
そして色んな意味で笑いもし、そして怖気をふるった。
そして色んな意味で笑いもし、そして怖気をふるった。
伝聞や思い込みだけで、
キケンな世論が形成されていく過程は、
現実の世界でもお馴染みのところ。
キケンな世論が形成されていく過程は、
現実の世界でもお馴染みのところ。
しかし、暫らく経てば、我々は何事も無かったかのように
それを忘れ消費して行く。
それを忘れ消費して行く。
SNSの拡大が、そのことを更に加速する。
ネット世界の住人達は、自分が常に正義であるように、
見方が正しいかのように振る舞う。
ネット世界の住人達は、自分が常に正義であるように、
見方が正しいかのように振る舞う。
本作はそのあたりをかなりアイロニカルに描写する。
種別としては「巻き込まれ型」に分類されるだろうか。
勿論、巻き込まれるのは『城野美姫』である。
勿論、巻き込まれるのは『城野美姫』である。
自分の知らない処で、
「・・・・と聞いている」とか
「・・・・と思った」等のあやふやな証言だけで、
人となりが勝手に造り込まれる。
「・・・・と聞いている」とか
「・・・・と思った」等のあやふやな証言だけで、
人となりが勝手に造り込まれる。
周囲の言説には、何の信憑性も無いのに、
恰もそれが正しいかのように流布する。
恰もそれが正しいかのように流布する。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆★。