またまた「吹替え」での鑑賞と相成った。
都合の良い時間と上映のタイミングが合わない故だが、
加えて
席数124の【シアター7】は「プレミアムシート」が用意されていない為、
二重に悲しい。
都合の良い時間と上映のタイミングが合わない故だが、
加えて
席数124の【シアター7】は「プレミアムシート」が用意されていない為、
二重に悲しい。
入りは、二十人程度と
こちらもちと寂しい。
こちらもちと寂しい。
男女はほぼ半々。
やや高齢にふれている客層。
やや高齢にふれている客層。
1976年のF1グランプリ。
『ジェームス・ハント(クリス・ヘムズワース)』と『ニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)』
の激しいチャンピオン争いの模様を軸に、
二人の公私に渡る強い鬩ぎ合いが、
しかし一種の爽やかさをもって描かれる。
『ジェームス・ハント(クリス・ヘムズワース)』と『ニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)』
の激しいチャンピオン争いの模様を軸に、
二人の公私に渡る強い鬩ぎ合いが、
しかし一種の爽やかさをもって描かれる。
『ラウダ』と『ハント』はまさに水と油。
片や紳士然とし、方や破天荒。
レースに臨む態度も対極的だ。
片や紳士然とし、方や破天荒。
レースに臨む態度も対極的だ。
が、その闘争本能自体は攻撃的で揺るぎない。
特に『ラウダ』のそういった側面が随所で開陳される。
特に『ラウダ』のそういった側面が随所で開陳される。
F3時代から互いを認めるライバルであり、
しかし、ドライビングについては唯一の
リスペクトできる存在であったことが示される幾つかのエピソードは
真偽のほどは判らないが、上手く挟み込まれている。
しかし、ドライビングについては唯一の
リスペクトできる存在であったことが示される幾つかのエピソードは
真偽のほどは判らないが、上手く挟み込まれている。
また、『ラウダ』が瀕死の重傷を負った後、
僅か一ヶ月半でレースに復帰する一連の流れや
『ハント』が初のチャンピオンに輝くシークエンスは
知識として知ってはいても、目の前でそれを展開されれば、
思わず涙ぐんでしまう。
僅か一ヶ月半でレースに復帰する一連の流れや
『ハント』が初のチャンピオンに輝くシークエンスは
知識として知ってはいても、目の前でそれを展開されれば、
思わず涙ぐんでしまう。
レースシーンを迫力あるものにするために
その周辺部も意図的にドキュメンタリーに近い表現で
撮られたのは必然だろうが、逆に迫真性と、
二人の主人公に対して感情が移入できる効果をも生んでいる。
その周辺部も意図的にドキュメンタリーに近い表現で
撮られたのは必然だろうが、逆に迫真性と、
二人の主人公に対して感情が移入できる効果をも生んでいる。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆★。
それにしても
取って付けた様な日本語の副題〔プライドと友情〕は
客寄せのためのあざといキャッチにしか見えず、
あまりにもカッコ悪い。
是非、外して欲しい。
取って付けた様な日本語の副題〔プライドと友情〕は
客寄せのためのあざといキャッチにしか見えず、
あまりにもカッコ悪い。
是非、外して欲しい。
また、吹替えの人選は正鵠だろうか。
本編エンドロール後の、日本語吹き替えのスタッフロール、
タイアップ曲のPVの上映。
話題作りや売らんかなの姿勢が見え見えで、
作品へのリスペクトはどうなんだろう。
本編エンドロール後の、日本語吹き替えのスタッフロール、
タイアップ曲のPVの上映。
話題作りや売らんかなの姿勢が見え見えで、
作品へのリスペクトはどうなんだろう。