RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

麺屋 中川會@錦糸町 2013年12月30日(月)

さて、2013年の食べ納めはどこにしようか。
折角だから、評判の良いところにしたいな。
でも、年末のこの時期だから、
もう休みに入っている店も多いし・・・・。

【南口】に出て【四ツ目通り】を【住吉】方面に直進。
新大橋通り】の二筋くらい手前にコインパーキングが見えて来ると
標題店は細い道を挟んで斜向かい。

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店内は店員さんの動線を確保するように、
真ん中に通路、壁に向いたカウンターが鍵型に十二席配され
椅子と椅子と間は、かなり狭い。
開店間もない11:35の入店で先客は六、
その後食べ終わって出るまでの来客は四。

券売機は入り口右手。

《つけめん》のボタンの傍には、
「本日は濃厚魚介鶏」との貼り紙。
あ、そうか。今日は月曜日だったな。

券売機の脇には女将さんらしき人が控え、
食券を渡すと同時に、座る席を案内される。

カウンター上には予めおしぼりも置かれ、
実に丁寧な応対だ。


食したのは、
つけめん大盛り(300g)+味玉。
値段は850+100で950円。

待っている間に周りを見渡すと、
「スープ割り、お申し付け下さい」とか
「つけ汁の温め直し、承ります」とか
有り難い文言が並んでいる。

更には、「浅草開化楼 製の極太麺は
茹で時間が十分強かかります」とも。
ふむふむ。


十分少々待ち、
盆の上に麺とつけ汁、更には箸と蓮華がセットされ供される。


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麺は中ストレート、僅かに捻じれ。
写真は、妙に赤黄色く写ってしまったが、
実際はもっと薄い小麦色。
表面は艶々と輝き、見るからに美味しそう。
試しに一本啜ると、なんて滑らかな口当たりと喉越し。
素晴しい。
それでいて芯にはしっかりとした、もちっとしたコシ。
噛むほどに麦の旨さが湧きだして来る。

ただ量は、300gが少なく感じた。


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つけ汁は鶏魚介。
表面にはカイワレ。
薄茶色に白濁し、滑らかなことこの上ない。
粘度もそこそこあり、全体的な量は少ないものの、
ちょっと漬すだけで、
麺への絡みと味の乗り移りは十分。

魚介は後ろに控え、鶏の丸みを帯びた味が前面に出る。
最初はやや薄いか、力弱いかと思ったが、
次第に滋味のある旨味がじんわりと沁みて来る。
いや、良く出来ている。


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具材は、チャーシュー、メンマ、海苔。

チャーシューは短冊大、厚みのある豚肉が一枚。
軟らかく煮上がり、それ自体は薄味。
でも、脂まで美味しい。

メンマも薄色・薄味。
さくりとした歯応えも好ましい。
ただ、量が多くないなぁ。

海苔はトランプ大が一枚。


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トッピングの玉子も薄い色付きと味。
が、黄身はとろりと流れ出す
絶妙の茹で加減。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。

成る程、これは繁盛する理由が判る一品。
麺とつけ汁がぴったりと嵌っている。