丁度、抜けきるあたりで、右の方から
手前の店の豚カツを揚げる芳ばしい香りが、
やがて噎せ返るような煮干しの匂いが押し寄せて来る。
手前の店の豚カツを揚げる芳ばしい香りが、
やがて噎せ返るような煮干しの匂いが押し寄せて来る。

標題店は同じ建物の一階と二階で異なる味を供する。
二階の「炎」=辛そう、なイメージで、
加えて香りにも魅かれ、ふらふらと一階に足を踏み入れる。
二階の「炎」=辛そう、なイメージで、
加えて香りにも魅かれ、ふらふらと一階に足を踏み入れる。
店内は鰻の寝床に細長い十二席程度のカウンター。
壁との隙間がほぼ無いので、行き来には難渋する。
壁との隙間がほぼ無いので、行き来には難渋する。
11:20の入店で既に先客は七。
その後も次々の来客で、食べ終わって出る頃には
写真の様に食券を買う列が外に伸びている。
その後も次々の来客で、食べ終わって出る頃には
写真の様に食券を買う列が外に伸びている。
食したのは、特製つけ麺。
値段は1,000円。
麺量は200/300/400gが同料金で食券を渡す時に申請。
今回は300gをお願いする。
値段は1,000円。
麺量は200/300/400gが同料金で食券を渡す時に申請。
今回は300gをお願いする。
券売機は入って直ぐの右側だが、
壁にめり込んで設置されているので
少々判り辛い。
壁にめり込んで設置されているので
少々判り辛い。
それ以外にも、
ライスは50円でお替り自由、とか
麺・味・油の調整に応じます、とか
夜間帯は限定メニューがあります、
の紙が貼ってある。
ライスは50円でお替り自由、とか
麺・味・油の調整に応じます、とか
夜間帯は限定メニューがあります、
の紙が貼ってある。
「(つけ麺は)少々お時間頂きます」とのコトだったが、
十分待たずに供される。
十分待たずに供される。

麺は平縮れ。かなり幅広。
ぴろぴろとして好きなタイプ。
こんもりと盛られて、一瞬多そうにも見えるが、
下に水切り用の笊が敷かれているためで、
茹で前で300gはまずはお腹が膨れる分量。
表面は滑らか、喉越しは抜群。
若干柔らか目なのは当然として
それを補って余り有る良質な食感。
ぴろぴろとして好きなタイプ。
こんもりと盛られて、一瞬多そうにも見えるが、
下に水切り用の笊が敷かれているためで、
茹で前で300gはまずはお腹が膨れる分量。
表面は滑らか、喉越しは抜群。
若干柔らか目なのは当然として
それを補って余り有る良質な食感。
頭頂部にはたっぷりの刻み海苔。
この量は嬉しい。
この量は嬉しい。

つけ汁は煮干し。
待っている間も、煮干しの香りがむんむんとしたが、
このつけ汁が以外なほど香りが立ち上がらない。
しかし一度口に入ると、濃厚な旨味が一斉に広がる。
しかも、特有の酸味やえぐ味が一切無く、
良質な煮干しのエッセンスだけが見事に抽出されている。
しかも粘度は高いのに、麺への絡みが程好い。
待っている間も、煮干しの香りがむんむんとしたが、
このつけ汁が以外なほど香りが立ち上がらない。
しかし一度口に入ると、濃厚な旨味が一斉に広がる。
しかも、特有の酸味やえぐ味が一切無く、
良質な煮干しのエッセンスだけが見事に抽出されている。
しかも粘度は高いのに、麺への絡みが程好い。
中に仕込まれている脂が、滑らかさ、コク、甘みを演出している様で、
これが、何も無しに麺に絡んでいたら、却って尖りを感じていただろう。
絶妙な塩梅だ。
これが、何も無しに麺に絡んでいたら、却って尖りを感じていただろう。
絶妙な塩梅だ。
中には
軟らかく味濃いデフォの乱角チャーシューが数個。
大きく切られた葱も投入されている。
軟らかく味濃いデフォの乱角チャーシューが数個。
大きく切られた葱も投入されている。


具材は、チャーシュー、メンマ、玉子。
チャーシューは短冊大が一枚。
やや厚みあり。しっかりした味付け。
適度な歯応え。
やや厚みあり。しっかりした味付け。
適度な歯応え。

玉子はやや硬めの茹で加減。
表面の色付きは薄目だが、
黄身の味は濃厚。
表面の色付きは薄目だが、
黄身の味は濃厚。


更に丼に盛り込まれた雲呑の皮状の物体。
何だろうと、つけ汁の中で広げて見ると・・・・、
これって、ひもかわ、じゃん!
何だろうと、つけ汁の中で広げて見ると・・・・、
これって、ひもかわ、じゃん!
とぅるるんとした食感が素晴らしい。
二枚じゃあ足りない、もっと食べたい。
二枚じゃあ足りない、もっと食べたい。
ってゆ~か、この時点で300gのオーダーを激しく後悔。
ああ、400gって、言っておきゃ~良かった。
ああ、400gって、言っておきゃ~良かった。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
何処を取っても、非の打ちどころの無い一品。
真剣に美味かった。
真剣に美味かった。