今回の「Emerging」は「209」~「211」との表示。
おや、「208」が飛んでいる。
常であれば四人の展示が、
今回は三人となっている。
常であれば四人の展示が、
今回は三人となっている。
怪訝に思い館内を仔細に見れば、
「『しようじまさる』の展示は中止になった」旨の告知が
貼られている。珍しい。
「『しようじまさる』の展示は中止になった」旨の告知が
貼られている。珍しい。
で、展示も、下の階から順に、
211 西村有未 [例えば祖父まで、もしくは私まで。こんもり出現]
209 菅 亮平 [White Cube]
210 河合真里 [層の記憶]
と、変則的。
211 西村有未 [例えば祖父まで、もしくは私まで。こんもり出現]
209 菅 亮平 [White Cube]
210 河合真里 [層の記憶]
と、変則的。
やはり『菅亮平』の一連の作品が自分の感性にぴったり沿う。
直近で良く見かける名前なのに加え、
その廃墟を描いた細密画の筆致やモチーフは
勿論、素晴らしいのだが、
今回はお題の通り、ギャラリー内部の白い壁がテーマ。
その廃墟を描いた細密画の筆致やモチーフは
勿論、素晴らしいのだが、
今回はお題の通り、ギャラリー内部の白い壁がテーマ。
展示されている全ての作品が(ほぼ)白く、
配管や出入口・階段が描かれていることで
漸くそうと知れる。
配管や出入口・階段が描かれていることで
漸くそうと知れる。
しかも、それに併せて、二階の会場の壁面も
白く塗り直されている様子。
白く塗り直されている様子。
匿名性を帯びたかに見えるギャラリーの空間が、
やはり現実のギャラリーの壁に架かっているいる情景は
マトリョーショカを彷彿とさせ
何とも面白い。
やはり現実のギャラリーの壁に架かっているいる情景は
マトリョーショカを彷彿とさせ
何とも面白い。
『河合真里』の作品では入り口近くに展示している
〔歩行物〕がユニーク。
〔歩行物〕がユニーク。
一斤の食パンにも見える物体から青虫の様に
足がにょきにょきと生え出し、
今にも歩行を開始しそうな様は、一見ユーモラスではあるが、
ある人から見れば、悪夢そのものだろう。
足がにょきにょきと生え出し、
今にも歩行を開始しそうな様は、一見ユーモラスではあるが、
ある人から見れば、悪夢そのものだろう。
が、公開二週目に突入も
自分が鑑賞中に他の来客はおらずと、かなり寂しい感じ。
自分が鑑賞中に他の来客はおらずと、かなり寂しい感じ。
ちなみに、当日は三階に『河合真里』が滞廊していた。