RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

川崎市市民ミュージアム 2013年7月21日(日)

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【アートギャラリー1・2】では”夜が明ける頃”として
現時点では「巨匠」と称されている作家(主に写真)の
彼等が「挑戦者」であった頃の作品が縷々並べられている。

フィーチャーされているのは
荒木経惟』『篠山紀信』『立木義活』『森山大道』等の
百を超える作品群。

作家さんの数が多すぎて散漫な印象は拭えないものの、
その物量には圧倒される。

会期は~7月29日(月)まで。


【アートギャラリー3】では『柴川敏之』の
〔2000年後の今に触れる☆プロジェクト|PLANET TACTILE〕が
~9月29日(日)まで。

お馴染みの、日用品が幾世紀を経て発掘された時の
錆び付いた、砂に塗れた表現なのだが、
本展では、
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触っても良い作品が何点が展示されており、
お子達は、実際に触れることで、動いたり
音がしたりで大喜び。

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更には、会場をシンメトリーに二つに割って、
向かって左には2,000年後の世界感が
右には現代の状態が並べられており
両の部屋を往還することで、
一気にタイムマシンに乗ったかのような醍醐味が味わえる。
注)ちなみに、写真撮影可、です。


今回の目玉は開館25周年記念として開催されている
”マンガ・アニメ祭り”の一環としての【企画展示室2】での
〔Part1. マンガ+プラス展〕。
会期は~8月25日(日)までで、
以降〔Part2. 夏休みアニメ祭り〕
〔Part3.-アニメ化40周年- ルパン三世展〕と連綿と続く有料展の
イントロデユース的位置づけ。

著名漫画家達による、25周年に添えたメッセージ色紙の数々。
日本全国での漫画を使った町興しの実例紹介。
過去、同ミュージアムで開催された漫画関連の展示の歴史。
更には地元所縁の漫画家の紹介と盛り沢山。

しかし、ここでの白眉は、『手塚治虫』による
主要キャラの寄せ描きで、その大きさと言い、
盛り込まれているキャラの数と言い、
まさに圧倒される。

ちょいと原作とは異なる表現のキャラのあるのだが、
それもご愛嬌に思えてしまうのは
巨匠たる由縁だろう。


これらの展示は全て無料で鑑賞可能で、
相変わらずの太っ腹ぶりには、
ホントに頭が下がる。