「―激動の時代・画家のまなざし」なる副題が冠されている。
会期は、残念ながら本日が最終日。
折角の「無料」の機会を逃すまいと、
かなり焦っての訪問。
折角の「無料」の機会を逃すまいと、
かなり焦っての訪問。
総展示数九十弱は寄託品も含め
当該美術館の所有と言う。
当該美術館の所有と言う。
それを10年代から始まり
各年代毎に、
特に20年代は厚めにそれを、
1900年代の前半を総覧できる内容に仕立てている。
各年代毎に、
特に20年代は厚めにそれを、
1900年代の前半を総覧できる内容に仕立てている。
とは言うものの、やはりこれもタイトルに在る通り
「前衛」をテーマとしているわけだから、
各セクションのお題も
「フォービスム」「シュルレアリスム」等の
それっぽい響きに満ちており、
同館お得意の分野の開陳となっている。
「前衛」をテーマとしているわけだから、
各セクションのお題も
「フォービスム」「シュルレアリスム」等の
それっぽい響きに満ちており、
同館お得意の分野の開陳となっている。
そんな中で、妙に気に入ってしまったのは
『渡辺武』の〔風化〕と題された一作。
『渡辺武』の〔風化〕と題された一作。
開け放たれた戸を背景に
一心不乱にミシンを踏む女性。
しかし、そのミシンは異次元へ消え去る様に、
所々がそのカタチを失いつつある。
一心不乱にミシンを踏む女性。
しかし、そのミシンは異次元へ消え去る様に、
所々がそのカタチを失いつつある。
うむう。直近のSF映画のワンシーンみたいだ。
それ以外にも『森堯之』の〔人物〕も
『カシニョール』を更に先取りするかの様な
すっきりとした孤高な人物描写が好ましい。
『カシニョール』を更に先取りするかの様な
すっきりとした孤高な人物描写が好ましい。