封切り二週目に突入。

本編の主要な登場人物で
知的障碍のある『うーやん』を演じる『宅間孝行』が
舞台用に書き下ろした脚本を底本としているのだが、
ありがちな映画になりきれない失敗作ではけして無く、
舞台と映画が見事に融合した、近来稀に見る秀作。
本年必見の一本に位置付けられる出来。
知的障碍のある『うーやん』を演じる『宅間孝行』が
舞台用に書き下ろした脚本を底本としているのだが、
ありがちな映画になりきれない失敗作ではけして無く、
舞台と映画が見事に融合した、近来稀に見る秀作。
本年必見の一本に位置付けられる出来。
更には、引きの構図。
奥に居る人達の姿はボケている。
しかし、その存在感はまざまざと感じ、
言葉を理解できているかは別にして
その場の雰囲気を感じ取ってはいることが見て取れる。
奥に居る人達の姿はボケている。
しかし、その存在感はまざまざと感じ、
言葉を理解できているかは別にして
その場の雰囲気を感じ取ってはいることが見て取れる。
役者が良い、老いも若きも芸達者を揃え、
障害のある人に特徴的な
繰り返される奇矯な動作や極端なこだわり
独特の言い回しで表現するのは比較的ありがちだが、
主役の『阿波野マコ』を演じた『貫地谷しほり』は
表情だけでなく、
とろんとした鈍い眼の光まで再現してしまう素晴らしさ。
これは、もう演技賞モノでしょ。
障害のある人に特徴的な
繰り返される奇矯な動作や極端なこだわり
独特の言い回しで表現するのは比較的ありがちだが、
主役の『阿波野マコ』を演じた『貫地谷しほり』は
表情だけでなく、
とろんとした鈍い眼の光まで再現してしまう素晴らしさ。
これは、もう演技賞モノでしょ。
そして科白廻しが良い。
掛け合いの様に突っ込まれる障碍者達の言葉は
ピュアなだけに真実を付いている。
我々が発すれば「空気を読めて無い」と断罪されることも、
私心の無い彼等の言葉は胸を撃つ。
これだけでもう落涙が止まらない。
掛け合いの様に突っ込まれる障碍者達の言葉は
ピュアなだけに真実を付いている。
我々が発すれば「空気を読めて無い」と断罪されることも、
私心の無い彼等の言葉は胸を撃つ。
これだけでもう落涙が止まらない。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆★。
じわりじわりと評価が広がり、
ロングランの一作となる予感。
ロングランの一作となる予感。