
会期は~5月26日(日)まで。
訪問当日は15:00~
作者のサイン会が予定されているためか
相応の客の入り。
作者のサイン会が予定されているためか
相応の客の入り。
多くは、画集等の販売コーナに屯し、
しっかりと品定めをしている。
しっかりと品定めをしている。
確かに、実際の作品となると
一点が四十万円程度~と、
そうそう手が出る金額ではないからな。
一点が四十万円程度~と、
そうそう手が出る金額ではないからな。
それにしても、客層がかなりユニーク。
九割方が女子。しかも、事前に示し合せたかの様に
「ゴスロリ」。
最初、それに合わせて髪を染めているのかと思ったら、
振り向いたところを見れば、紛うこと無き外人さんも居て、
思わず仰け反ってしまった。
九割方が女子。しかも、事前に示し合せたかの様に
「ゴスロリ」。
最初、それに合わせて髪を染めているのかと思ったら、
振り向いたところを見れば、紛うこと無き外人さんも居て、
思わず仰け反ってしまった。
作品自体はイラストタッチの油彩。
露出の多い恰好をした幼女が、
かなりアブナイことをしている。
露出の多い恰好をした幼女が、
かなりアブナイことをしている。
しかし、その危うさは、
無邪気さの発露では無く、
ちゃぁんと心の底では
倫理的に反することを理解しながら、
その幼い外見故に、許容されてしまうことを了解の上で
やっているのが見て取れる。
無邪気さの発露では無く、
ちゃぁんと心の底では
倫理的に反することを理解しながら、
その幼い外見故に、許容されてしまうことを了解の上で
やっているのが見て取れる。
特に気に入ったのは、
〔fight〕と題された一枚。
〔fight〕と題された一枚。
壮絶なボコりあいをした二人の少女が
痣だらけ、傷だらけになりながら
包帯を巻き、並んで立っている。
痣だらけ、傷だらけになりながら
包帯を巻き、並んで立っている。
青春ドラマなら、男同士殴り合いの果てに
理解し合い、大笑いするのが常道だが、
ここでは静かにココロが通う一瞬が
せつなさをもって描かれている。
理解し合い、大笑いするのが常道だが、
ここでは静かにココロが通う一瞬が
せつなさをもって描かれている。
いい歳こいたおっさんの画家が
ここまでくみ取れるなんて・・・・。
ここまでくみ取れるなんて・・・・。
それ以外にも、思わずにやりとさせられる
ウィットに富んだ作品が多数。
ウィットに富んだ作品が多数。
華やかな色合いに包まれて、
かなりの眼福な空間。
かなりの眼福な空間。

隣の【Box Gallery】で同期間開催されている
”写実幻想絵画展”
(サブタイトル「-緻密世界への憧憬-」)も、副題通り、スーパーリアルな作品が並び、
特に『向川貴晃』の〔心閉じてみる夢〕は一見に値する。
が、包帯と眼帯と少女は、ちょっと手垢の付いたモチーフかな。
”写実幻想絵画展”
(サブタイトル「-緻密世界への憧憬-」)も、副題通り、スーパーリアルな作品が並び、
特に『向川貴晃』の〔心閉じてみる夢〕は一見に値する。
が、包帯と眼帯と少女は、ちょっと手垢の付いたモチーフかな。