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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

第13回 伝統からの創造 21世紀展@東京美術倶楽部 2013年4月27日(土)

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会期は
4月23日(火)~27日(土) と
5月25日(土)~28日(火) の二回。
その前後で、各地を巡回する。

Web上の特設ページでは
出展作品も確認できる。


毎度思うことながら、
ほぼ同じ名前、同じ順番(分野×アイウエオ順、
なので)、更に、似通ったモチーフ。

しかし、不思議と何度通っても、飽きることが無い、
年を経る毎に、微妙な変化を感じ取ることができるし、
出展者も、僅かながらに出入りがあるから。


『森本純』の〔もらい蔓〕。
朝顔の前に、浴衣を着た若い女性が
涼やかに立っている。
紗を掛けた様な、薄ぼんやりとした色調も
それを補強している。

石黒賢一郎』の〔A○○KA-Desnudo編-〕。
相も変わらず、アブナイタイトル。
額装の右隅に貼ってあるシールを見ずとも
「Eva」のシリーズであることは一目瞭然なのだが、
これもまたモデルさんがぶちゃいく。

塩谷亮』の〔東風〕。
最近はこの面立ちがお気に入りの様だ。
以前に比べて、かなり柔らかな描写になっている気がする。

五味文彦』の〔阿修羅〕。
まごうかた無き、女性なのだが、
顔の各パーツをバラして観れば、
男性のそれにさも似たり。
タイトルをまざまざと体現する強烈な目力は
そうそう描き切れるものではない。

『藤原秀一』の〔ゆきの川〕。
雪の積もった河原の写真かと思った。
それ程の細密描写で、
これは、もう超絶技巧。
雪の柔らかさ加減までが体感できそう。


会場内はまばらながらも、人は入っている方。
時として、避けながらの鑑賞が必要だったのは
珍しいかも。