RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

大串 雛どり@溜池山王:焼き鳥

近隣に在る『雛どり』の、
こちらは「二号店」の扱いらしく、
成る程「一号店」は(「食べログ」等によると)
二十席強はあるのに比して、
小さいカウンターと小上がりに三卓、
キャパの面では小体な感じ。

実際、間違えて来る客もいて、
訪問当日も「宴会の方は、あちらのお店ですよ」と
案内されている女性も。

名物は昼時の《唐揚げ定食》の様で、
Web上の評価も、それらで満載なのだが、
例によって夜の書き込みは殆ど無く、
参考には全くならん。
確かにランチタイムは行列店らしいが。

訪問当日は19時過ぎにもかかわらず、
我々が最初の客。
その後、三人のサラリーマン、
訳ありげなカップルと来店も
たいした混雑にはならなかった。


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《お通し》
煮豚。脂の具合から、一瞬「鯨か」とも思ったが、
正統的な豚肉だった。
若干、家庭っぽさの残る、濃い味わい。

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《刺身》
初鰹。
季節柄、外せない。
勿論、脂の旨味よりも爽やかさを味わう。
その分、薬味も抑え気味が宜しい。
分厚く切り出されているのは嬉しく、
ねっとりとした食感。

イメージ 3

《薩摩芋のステイック》
控え目な油でさっと揚げられ、甘みが立っている。
つけるのは、酒盗(多分、鰹)の入ったマヨネーズ。
芋の甘み、酒盗の旨味、マヨネーズのコクが合わさって
中々面白い味わい。

イメージ 4

《ホウレン草のサラダ》
炒めたベーコンが脂とともに、
さっと掛け回してある。
変哲も無いが、えぐさが無いのは良い。

イメージ 5

《出汁巻玉子》
出汁が控え目で、玉子の味がストレートに伝わって来る。
見た目も麗しい。

イメージ 6

《烏賊の一夜干し》
出身地によるものだろうが、
烏賊にはかなりうるさい方。
大きさと言い、厚みと言い、食感と言い、
これは及第点。

イメージ 7

《唐揚げ》
壁に貼られた紙にも「名代」の文字が冠されている。
当店のウリの一品。
計六ピースが盛られている。
衣はサクサク、中はジューシー。
旨味がじゅわっと迸る揚げ加減も絶妙。
肉の味わいも上々で、
確かにこれはハマるかも。


滅多にないコトだが、
一人がアルコールの摂取制限で、
ノンアルコールビールを三本だけだった他は、
ビールを各三杯、
お銚子を一本(二合の表示だったが
ホントにそんなに入ってるのかな?)、
コップ酒を各一杯(これは、すりきりで嬉しかった)、
程度の呑みで、
お会計は18,000円と、
一人五千円程度と踏んでいたので、
ちょっと「?」な金額。

通常平均の1.5倍くらいか。


評価は、居酒屋基準の☆五点満点で
☆☆☆★。

料理は悪くないが、傑出しているわけでもなく、
単価も全体的に高め。
ただ、器は良いモノを使っている。