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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

社会CONNECT美大生 五美術大学交流展@伊藤忠青山アートスクエア 2013年2月2日(土)

場所は【青山通り】沿い。
伊藤忠】ビルの脇に在る【シーアイプラザ】のB1F。

階段を降りると、其処彼処に告知のディスプレイ。
入り口脇には看板。

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更に正面は、こんな風に装飾されている。

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「五美術大学」と言えば、
今月末から開始される”第35回東京五美術大学連合卒業・修了制作展”が想起されるが、
それとは少々様相が異なるみたいだ。

会期は~2月23日(土)まで。

中に入ってみて驚いた、
場内はかなり閑散としている。

自分が退出するまでの来客は
僅か二組。

事前の告知が、足りてないんじゃぁないか?


展示は、各大学が混交され、
統一テーマである「結」が与えられている
(実は、後から知った。でも、作品を観て廻れば、
自ずと察知されることではある)。

計四十点ほどの作品群から目に付いたのは
次の二つ。


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多摩美『大矢真理子』の〔色恋沙汰〕。

指を糸で繋ぐモチーフはありきたりだが、
手の表現の多様性と、
パネルを動かせば、繋がる対象が変わって行くことの面白さ。

同時代的な、関係性の軽さや揺らぎを感じてしまう。


イメージ 4

武蔵美『町田結香』の〔いま、この瞬間〕。

描かれる主体は既視感のある、
昨今流行の眼が大きく写るプリクラの様な表現。

しかし、横顔から正面、再び横顔へと
連写され、気分の僅かな動きが仄かに捉えられている。

これも、やはり、イマらしい。


ちなみに多くの作品には
「触らなければ、写真撮影可」のアイコンが付いている。

また、その大きさからも、販売よりは
知ってもらうことに重きを置く展示スタイルの様だ。