RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

三代 豊国@新橋:個室居酒屋

毎日の様に寒い東京では
毎日の様に鍋が恋しいのだが、
多くはコース中で設定されており
《モツ》系を除くと、フリで行って食せる店は
そうは無い。

当日はWebで渉猟し見つけた標題店へ。
複数種が用意されている上に、《紙鍋》である。

予約無しで飛び込むと、運良く、一室だけが空いており
そこへと通される。


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お通しは《フォアグラのムース》
茶わん蒸し然としている。
フォアグラの旨味を上手く掬い取っている。
これは料理は期待できそうだ。

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《飯蛸の素揚げ》
本当に飯蛸のカタチのまんま、
衣を付けて揚げられている。
ぷちっとした食感も良好。

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クリームチーズ西京漬け 550円》
最近、この手の食べ方が増えて来ている様に思う。
漬かり方は浅目。

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《国産とろ~り豚の角煮 880円》
豚がたっぷりで嬉しい。
やわやわと、茹で加減も上々。

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ごぼう唐揚げ 530円》
表面はさっくりしながらも、
中はしっとり。
食感が面白い。

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《マグロカマ塩焼き 880円》
これも食べる部分がたっぷりで嬉しいな。
血合いも、こうして食べると
随分とさっぱり頂ける。

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《炙り鱈子》
表面はしっかりと焼き色。
中身は生。
太さも剛毅だ。


そして鍋は、

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《鰤しゃぶしゃぶ鍋 1,980円》×2

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紙の鍋の中に鉄板が敷かれ
IHで温められる。
出汁の中に泳いでいる物体は昆布。
雑味が出ない様に、表面を削っている由。

一切れを掬い、表面がさっと白くなる程度にしゃぶしゃぶ。
ポン酢に付けて頂く。
適度に脂が落ちて、旨い旨い。
時として、野菜を巻いて食べると、
更にさっぱりさが増す。
野菜は、もっと多くても良いなぁ。

一通り食べ終え、しかし、まだお腹はくちくなっていない。

この鍋に、異なる具材を投入して食べるのはアリだろうかと
店員さんに問うと、問題なしとの回答。

では、ちょいと方向性を違えて、
肉系いってみますか。


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《追加の具》
日向地鶏/マロニー/白菜、各二人前。
鶏が素晴らしい。
歯応えが有って、旨味が有って、
オマケに皮からはいい脂が染みだして来る。
これは〆が楽しみだ。

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《〆のラーメン》二人前
細麺ながら、一旦茹でてある様だ。
表面は滑らかながら、コシには欠ける。

更に、麺類を追加する。


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《〆の饂飩》二人前
これも、事前に湯を通している様子。
角は立っているが、表面は軟らかい。
ちるちると、啜り込み完食する。


ふう、お腹も膨れたし、暖まったぜ。


で、ビール(550円)や日本酒(800円見当)をしこたま呑んでのお会計は
驚愕の2.7万円!
え~っつ、なんですって~~~!!

伝票をもらい仔細に確認すると、
なんかおかしい。
頼んでいない酒類が1,500円ほど付いている。
指摘して差し引いてもらうが、
店の人の応対からは、納得した上での修正では無い様子。

しかし、こうなって来ると、
呑んだビールの杯数も、ちょっと疑わしくなって来るなぁ。


最終的なお会計は、三人で2.5万円。
通常平均の1.7倍は、矢張りコースでないと
散財してしまう、ってコトだな。


評価は、居酒屋基準の☆五点満点で
味は☆☆☆☆、
サービスは☆★。

先の付け間違いに加え、料理が来るのが遅いのと、
備え付けの呼び鈴を押しても
三回に一回位しかやって来ない。
どうやら、二部屋で一つの入り口を共用する造りから、
呼ばれても無い隣の部屋へ行っては「呼んでません」と
言われている様子なのだ。
学習が欠如してるのかしら。