RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

銀座 朧月@銀座 2013年1月14日(月)

夜半から降り出した雨も午前中には雪に変わり、
昼時には(東京にしては)相当量の積雪になっている。

こんな天候なら、行列の絶えない標題店でも、
さほど待たずに入店可能だろうと踏んでの訪問である。

昨夏にも店外の待ち客が居ない時に戸を開けたのだが、
「外でお待ち下さい」と伝えられ、
この暑さではとってもムリーと、
退散した経緯がある。

ま、元々、北の方の生まれで寒さには強いし、
今日は待つ時間もたっぷり有るしな。

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12:15の店頭着で、L字型七席のカウンターは当然の様に満員。
更に、店内に四人、店外に三人の待ちで、
最後尾に付く。


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入り口に貼ってあるメニューを見ながら、さてさて何を食べようか、
新メニューの《塩つけ》もよさそうだがと思案しながら
10分後に店内に入り、
入り口右手にある券売機で食券を購入、
カウンターを出てきた店の人に渡す。


食したのは、特製つけ麺中。
値段は1,050円。
中盛りは大盛り(460g)と同料金で360g。
ちなみに、並は240g。

店内を見渡すと、女性客とカップルの姿が多い。
これじゃあ、流れが滞るのも道理だわ。
食べるスピードもそうだが、食べ終わっても
直ぐには席を立たないもんなぁ。

更に15分後の12:40に着席。
麺は、座っている人の進み具合を見ながら
予め茹で始められているので、
待っている側は余計に気をもんでしまう。

食べ終わって出るまでの来客は五。
常に満席が維持されている。
常時ほどではないにしろ、
この天候で、この入りは大したものだ。


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何とも美しい盛り付け方。
綺麗に折りたたまれ、こんもりと盛り上がった
麦色の面は中太ストレート。
良い香りがする。
断面は四角ながら、啜り具合は滑らか。
喉を落ちて行くときの感覚が官能的だ。
更に、芯には硬めの歯応えで、
この程度の茹で加減は自分にとってもベストだな。
量は、かなりお腹が膨れる分量で、不満なし。

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つけ汁は豚骨魚介
濃厚で粘度が高い。
麺への絡みのも良好なのだが、
たっぷりと注がれているので、
最後まで無くなる心配をしなくて済むのは嬉しい。
更に、甘みと辛味のバランスが絶妙で、
幾ら食べても飽きることが無い。
投入されている生玉葱や葱も、良いアクセントになっている。


具材は、チャーシュー、メンマ、玉子、鳴門。

チャーシューは二種。
デフォのそれは乱角が数個。
肉らしい味わいと歯応え。
しかし味はしっかりと染みている。
トッピング分は花札大の薄目のバラ肉が三枚。

メンマは濃い色と味。
軟らかく、万全の歯応え。

玉子はかなり硬めの茹で加減。
表面も色付き、味も上手く付いている。



評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
何が突出しているわけではないが
麺とつけ汁の完成度とマッチングが絶妙だ。