RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ラーメン屋 鬼そば藤谷@渋谷 2012年12月18日(火)

いや~、この店、
場所自体は【センター街】入って間もないビルの5階と
どう考えても好立地なんだが、
表に看板は出てないわ、
一階には『北海道らーめん味源熊祭 おくむら』『らーめん 金伝丸』、
地階には『光醤 渋谷店』、三階には『沖縄そーきそば はいさい』と
辿り着くまでに四軒も同類店がある。

エレベーターの中に、
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こんな張り紙を複数見つけ、
ようやく間違いない確信が持て、
五階で降りて、
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シンプル過ぎる入り口を見て
ほっと胸をなでおろす、
いやはやとんでもない一軒だ。

その為か、
開店間もない11:35の訪問で先客はゼロ。
その後食べ終わって出るまでの来客もゼロで、
三人が掛けられる二卓の長テーブルに
二人掛けのテーブルが四卓の店内は
寂しいったらありゃぁしない。


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備え付けの、メニューリストを見ながらオーダー。
会計は食後に、厨房の中にあるレジで。


食したのは、鬼塩味玉つけそば+麺大盛り。
値段は950+100で1,050円。


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麺は細縮れ。薄い麦色。
意外と量がある。茹で前で300g強か。
表面はやや粗く、汁の絡みは良さそう。
鼻を近づければ、麦の香りが、ぷ~~んと
立ち上がって来る。
芯には僅かにコシ。
しかし、喉越しは淀みない。


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つけ汁は塩。
やや琥珀掛かり、美しく澄んでいる。
鹹さの尖りは無い。
素材の、特に魚介系の(多分、飛魚)旨味を強く感じ、
時として甲殻(小さい海老)の味も舌の上を駆け抜ける。
美味しい。
麺との相性も抜群だ。


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具材は、チャーシュー、メンマ。

チャーシューは鶏なのだが、
ハーブを擦り込まれ、
しっかりと焼き色が付いている。
これも香りが良い。
しかも、次第につけ汁に溶けだし、
複雑な味わいになって行く。

メンマは穂先。
軟らかく、薄味が三本ほど。


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トッピングの玉子は黄身の芯だけが蕩ける。
薄い色付きと味。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
素晴らしいんですけど。
なんで、こんなにお客さんが居ないのかが
判りません。
単純に場所の問題ですか?