席数191の【CINE 10】は、
ほぼ満席。
ほぼ満席。
勿論、封切り初日、
加えて、外は生憎(館にとっては幸い)の雨。
オマケに、千円均一と来れば
むべもない。
加えて、外は生憎(館にとっては幸い)の雨。
オマケに、千円均一と来れば
むべもない。
親子連れが多く見受けられるし、
全体的に客層は若年に振れている。
全体的に客層は若年に振れている。
安心して子供にも見せられる作品
ということだろう。
ということだろう。
昨今の多くのスポ根モノがそうであるように
(別にスポーツものに限らないけど)、
本作も実際の出来事をベースにしている様に見える。
(別にスポーツものに限らないけど)、
本作も実際の出来事をベースにしている様に見える。
地方都市は一様に過疎化が進み、
主要な企業も海外へ、その生産拠点を移している。
主要な企業も海外へ、その生産拠点を移している。
しかし、それからが『千晶』にとっての受難の始まり。
人員不足の為、自身がチームに入らざるを得ず、
あまつさえ、纏まりの無い中年女性達を束ねる
キャプテンにまで指名されてしまう。
人員不足の為、自身がチームに入らざるを得ず、
あまつさえ、纏まりの無い中年女性達を束ねる
キャプテンにまで指名されてしまう。
有りがちなストーリー展開である。
チーム員は皆が夫々、
過去の傷や、進行する問題を抱えている。
過去の傷や、進行する問題を抱えている。
それらを含めて、各種の障害も発生する。
諍いがあり、チームの存続の危機があり、
再びの融和がある。
再びの融和がある。
超えなければいけないハードルが高いほど
オハナシとしては面白くなるのだが、
それを造りすぎると、遊離して現実味が無くなってしまう。
オハナシとしては面白くなるのだが、
それを造りすぎると、遊離して現実味が無くなってしまう。
本作は、その点の匙加減が絶妙にできている。
親子関係・介護・失業。
今時な家庭の時事を上手く盛り込んで
克服すべきアイテムとしているのだが、
全て自分の周りにも有りそうな、
極めて卑近な味付けは、彼女等に、より親近感を抱かせる
仕掛けとなっている。
今時な家庭の時事を上手く盛り込んで
克服すべきアイテムとしているのだが、
全て自分の周りにも有りそうな、
極めて卑近な味付けは、彼女等に、より親近感を抱かせる
仕掛けとなっている。
特に最後のエピソードでの綱引きの場面(お約束だが)は、
見ているこちらの方も力が入ってしまう。
見ているこちらの方も力が入ってしまう。
観終わって爽快ささえ感じさせる、
確かに親子でも存分に楽しめる、
軽妙な作品に仕上がっている。
確かに親子でも存分に楽しめる、
軽妙な作品に仕上がっている。
が、、一点だけ、
オープニングは頂けない。
オープニングは頂けない。
全体の流れとも調和していないし、
タイトルバック作成のための
まるっきり意味の無いシークエンスとしか思えないのだが・・・・。
タイトルバック作成のための
まるっきり意味の無いシークエンスとしか思えないのだが・・・・。