『西村沙由里』の三連の版画、〔天帰〕〔円月輪〕〔畏れの淵源〕には気圧されてしまった。
取り上げられているのは、何れも「龍」。だが、古今東西の様々なカタチを内包し、
日本画で言うところのそれとは若干趣を異にしている。
取り上げられているのは、何れも「龍」。だが、古今東西の様々なカタチを内包し、
日本画で言うところのそれとは若干趣を異にしている。
「麒麟」のようでもあり、「グリフォン」のようでもあり、そして「竜」のようでもある。
鱗は逆立ち、千年は優に生きて来たであろう、躰には苔が生している。
透徹したリアルさ。
しかし、中には、不思議と柔らかさも漂っている。
その表現力に脱帽。
鱗は逆立ち、千年は優に生きて来たであろう、躰には苔が生している。
透徹したリアルさ。
しかし、中には、不思議と柔らかさも漂っている。
その表現力に脱帽。
そして、招待作家の『坂本藍子』の三作は〔静寂の森〕〔光の網〕〔空からの贈りもの〕。
何れも自然の中の動物達が、様々な光の中で肢体を広げている。
しかし、その明るさの表現が並外れており、粒子が弾ける様に、
波紋の中に揺蕩う様に、そして天上から刺し込む様に。
思わず、画面の左上方に眼を向け、その光源を確認したくなってしまう。
何れも自然の中の動物達が、様々な光の中で肢体を広げている。
しかし、その明るさの表現が並外れており、粒子が弾ける様に、
波紋の中に揺蕩う様に、そして天上から刺し込む様に。
思わず、画面の左上方に眼を向け、その光源を確認したくなってしまう。
などなどの佳作が多いにも拘わらず、
自分の滞在時間中の他の来場者はゼロと、
勿体無い限り。
自分の滞在時間中の他の来場者はゼロと、
勿体無い限り。
会期は~11月4日(日)まで。