アートの課題2012 in the AIR＠トーキョーワンダーサイト本郷 2012年10月13日（土）

出展アーテイストは三人。

一階は『チャン・ヨンヘ重工業(韓国　/ アメリカ)』で、映像作品。
飛行場の滑走路を延々と走り続ける映像を背景に、
取り留めも、脈絡も無い男女の会話が、英語と日本語のテロップで、
止め処なく画面一杯に流される。

英語が主、日本語が従であろうが、
その文節も字の大きさも、まるっきり統一性を感じられず、
真剣に観ていると、こちらの精神が浸食される感覚に襲われる。

二階の『ディン・Q・リー（ベトナム）』はコラージュされた写真。
〔エヴァンゲリオン〕の「第３新東京市」を想起してしまった。
震災の【フクシマ】と【東京】は実は表裏であるかのような寓意。

三階の『ウィット・ピムカンチャナポン（タイ）』は映像と立体。
【タイ】での蜂蜜猟の映像と、
その成果であろう試験管２,０４０本に入った蜂蜜が並べられ、
蜂蜜入りの試験管は来場記念に一人一本の持ち帰りが可能。
内容物が流れ出した時用のビニール袋も（ご丁寧に）準備されている。
この時点で１５０本程が無くなっていたが、
さすがにその場で食するのはダメダメらしい。

来場者は何時もの如く過少。

会期は～11月25日（日）まで。