枡やお椀、小さな薬缶や貝合わせの中を極彩色の金魚が泳いでいる。
しかし、これが、全て描かれたものだったら、どうだろう?
そのカタチに造形したものを予め置いておき、
上から
パラフィンを流すのであれば簡単だ、
立体感も造作なく表現できる。
しかし『
深堀隆介』のそれは、透明な樹脂の上に
色彩を塗り重ねることで、金魚を表現するという
驚天動地の技法によるもの。
実際に目の当たりにすれば、その凄さに、
更に驚嘆するだろう。
勿論、
ミュージアムショップに置かれているのだから、
多くの作品は売り物で、
小は数万円~中は数十万円の値が付いているが
殆どが売約済のシールが貼られている。
さもありなん。