先週土曜の封切りで、
本日の入り具合は、
席数191の【CINE 10】が三割方と少々淋しい。
本日の入り具合は、
席数191の【CINE 10】が三割方と少々淋しい。
『オットウェイ(リーアム・ニーソン)』はアラスカの石油掘削会社に雇われたプロのスナイパー。
狙撃対象は、土木作業員を狙う飢えた「狼」。
しかし、最愛の妻に去られてからというもの、
彼のココロには大きな穴が開いた様になっている。
狙撃対象は、土木作業員を狙う飢えた「狼」。
しかし、最愛の妻に去られてからというもの、
彼のココロには大きな穴が開いた様になっている。
休暇を利用しての、アンカレジまでのフライトの最中に
搭乗機が氷原に墜落する。
生存者は数名。
やがて夜になり、狼の群が襲ってくる。
搭乗機が氷原に墜落する。
生存者は数名。
やがて夜になり、狼の群が襲ってくる。
夜明けを待ち、『オットウェイ』はこの窮地から脱出する決意をする。
目にも寒い、加えて背筋も凍る、
この季節にピッタリの映画だ。
この季節にピッタリの映画だ。
原作は『イーアン・マッケンジー・ジェファーズ』のショートストーリ。
作者も脚本に名を連ねている功だろう、
生存者達の背景が大きく膨らまされ、ストーリーに厚みが増している。
生に強く執着する者、逍遙と死を受容する者、虚勢を張る者、
夫々の生きてきた証が提示される。
作者も脚本に名を連ねている功だろう、
生存者達の背景が大きく膨らまされ、ストーリーに厚みが増している。
生に強く執着する者、逍遙と死を受容する者、虚勢を張る者、
夫々の生きてきた証が提示される。
本作で感じる恐怖は、極めてプリミティブだ。
自然の猛威と獣の暴力。
人類が太古の時代から向き合い、克服してきた
それらが渦巻く環境に、主人公達は、最低限の装備だけで、
ぽ~んと放り出される。
人工的に創られた、クリーチャーとは異なる、
我々が持っている遺伝子に直接響いてくる怖さ。
自然の猛威と獣の暴力。
人類が太古の時代から向き合い、克服してきた
それらが渦巻く環境に、主人公達は、最低限の装備だけで、
ぽ~んと放り出される。
人工的に創られた、クリーチャーとは異なる、
我々が持っている遺伝子に直接響いてくる怖さ。
『オットウェイ』が、かくも生き抜くことに執心する理由としての
幼少期の体験、妻との関係がカットバックで示され、伏線となり、
ラストシーンの、ある重要な決断へとなだれ込む。
幼少期の体験、妻との関係がカットバックで示され、伏線となり、
ラストシーンの、ある重要な決断へとなだれ込む。
エンドタイトル後に、取って付けた様に挿入されるエピソードは
賛否両論有るようだが、
自分的には、これはアリ。
先の決断への回答が、このシーンで提示されているのだから。
賛否両論有るようだが、
自分的には、これはアリ。
先の決断への回答が、このシーンで提示されているのだから。
『リドリー』と『トニー』の『スコット』兄弟が製作者に名を連ねている。
直近の彼等の情勢を省みるにつけ、何とも言えない思いが込み上げて来る。
直近の彼等の情勢を省みるにつけ、何とも言えない思いが込み上げて来る。