出展は、
180 森部英司 [Production ranch(生産牧場)]
181 間瀬朋成 [Computer Vision]
182 酒井龍一 [Rebirth]
183 関山 草 [What's good?]
180 森部英司 [Production ranch(生産牧場)]
181 間瀬朋成 [Computer Vision]
182 酒井龍一 [Rebirth]
183 関山 草 [What's good?]
中でも『酒井龍一』の作品群に魅かれてしまう。
元々、黒色を背景に白い妖しげな仮面を付けた
群像の描写で際立っている作家だが、
今回はSNS上で「友人」として繋がっている人々に
動揺の意匠を施している。
群像の描写で際立っている作家だが、
今回はSNS上で「友人」として繋がっている人々に
動揺の意匠を施している。
その数六十。
何れもが、イニシャルで表記され、
匿名性を帯びている。
匿名性を帯びている。
A4程度の大きさの紙本は
常の如く薄黒く塗られ、
その上に、各人のポートレィトが
ぼうと浮かび上がっている。
常の如く薄黒く塗られ、
その上に、各人のポートレィトが
ぼうと浮かび上がっている。
年齢も見目も様々なのだが、
全てが、骨でできたような
白いペルソナを付けられ、
更に怪異さが増している。
全てが、骨でできたような
白いペルソナを付けられ、
更に怪異さが増している。
よくよく考えてみれば、面と向かっての
知己でさえ、自分の知らない側面を多々持っているはず。
知己でさえ、自分の知らない側面を多々持っているはず。
それが、バーチャルな認知だけの「友人」であれば、
如何程のものだろうか。
実は、それは、怖気を感じるものかもしれない。
如何程のものだろうか。
実は、それは、怖気を感じるものかもしれない。
多くの「顔」に囲まれるうちに、
背筋にぞくりと、寒気を覚えてしまった。
背筋にぞくりと、寒気を覚えてしまった。