公開三日目だからか、
G.Wの気軽なレジャーか、
CXの(例によっての)出演者のメディアへの大量露出か、
それとも原作自体が持つ力か、
席数246の【シアター1】は満席。
G.Wの気軽なレジャーか、
CXの(例によっての)出演者のメディアへの大量露出か、
それとも原作自体が持つ力か、
席数246の【シアター1】は満席。
客層は本当に幅広く、
お子様もかなり見受けられる。
ポップコーンやドリンク類を持ち込む人も多く、
娯楽としての映画らしさに
かなり貢献している様子。
お子様もかなり見受けられる。
ポップコーンやドリンク類を持ち込む人も多く、
娯楽としての映画らしさに
かなり貢献している様子。

「テルマエ」とは「浴場」を意味し、
「テルマエ・ロマエ」は「ローマ風の風呂」のこと。
その設計技師である『ルシウス(阿部寛)』が
古代ローマと日本を何度もタイムスリップし、
現代で得た知識を「テルマエ」に応用することで
大衆の支持を得、やがて皇帝にも重用される、
その一連の、ことの次第が描かれている。
繰り返されるタイムスリップの度毎の
『ルシウス』の反応は、古代と現代という単純な二元論を離れ、
文明との接触を果たした時に見られるギャップを
そのまま表現した普遍的な笑いに満ちている。
「テルマエ・ロマエ」は「ローマ風の風呂」のこと。
その設計技師である『ルシウス(阿部寛)』が
古代ローマと日本を何度もタイムスリップし、
現代で得た知識を「テルマエ」に応用することで
大衆の支持を得、やがて皇帝にも重用される、
その一連の、ことの次第が描かれている。
繰り返されるタイムスリップの度毎の
『ルシウス』の反応は、古代と現代という単純な二元論を離れ、
文明との接触を果たした時に見られるギャップを
そのまま表現した普遍的な笑いに満ちている。
ま、異文化に接した時の我々の反応も、
実は似たようなものだろうけど。
実は似たようなものだろうけど。
勿論、彼が、当時としては、最も先進的な地、
ローマからの珍客であり、その矜持を持っていることが
可笑しさを倍加させる。
ローマからの珍客であり、その矜持を持っていることが
可笑しさを倍加させる。
物語の序盤は、おそらく
原作からのエピソードをそのまま(ふんだんに)導入したものだろうか。
テンポも良く、場内は哄笑で溢れる。
原作からのエピソードをそのまま(ふんだんに)導入したものだろうか。
テンポも良く、場内は哄笑で溢れる。
さて、これらの落ちを、どう着けて行くのか。
結果は、想定できる範囲内での大団円ではあるものの、
上手く纏めあげてまずまずの出来。
上手く纏めあげてまずまずの出来。
それよりも、
主要登場人物は、顔の濃い日本人俳優で占められ、
それが妙に違和感がないこと。
それが妙に違和感がないこと。
それ以外は全て外国人であり
彼等の会話が基本、吹き替えであること。
彼等の会話が基本、吹き替えであること。
途中、字幕が入ったり、
画面に「bilingual」と表示された以降は
素の会話状態になること。
画面に「bilingual」と表示された以降は
素の会話状態になること。
中途に登場するワニや、タイムスリップ状態を表現する
何れもチープな特撮。
何れもチープな特撮。
などなどに、
「なんてお馬鹿な映画なんだ」と
日常のうさを忘れて楽しむ事が、
この映画の本来の在り様なのだろう。
「なんてお馬鹿な映画なんだ」と
日常のうさを忘れて楽しむ事が、
この映画の本来の在り様なのだろう。
劇場を出る時には、
ひとっ風呂浴びた後の、爽快な気分になっているはずだ。
ひとっ風呂浴びた後の、爽快な気分になっているはずだ。