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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

現代絵画の展望 24の時の瞳@鉄道歴史展示室 2012年3月4日(日)

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「後期:この頃」の会期は
~3月18日(日)まで。

出展者は前回同様だが、
何れも直近の作品が展示されている。

横尾忠則』〔真夜中の晩鐘〕
『ミレー』の〔晩鐘〕の登場人物だけを
現代の日本にタイムスリップさせている。
ところが、その夫婦の在り様が、
暗がりの街並みに、
違和感無く存在している巧みさ。

森村泰昌』〔自画像としての「私」(メデューサ)〕
首を刎ねられた瞬間の『メデューサ』の
驚きの表情の再現性の凄まじさ。
鏡を想わせる額草も小気味良い。

『遠藤彰子』〔透影〕
〔駅〕と同様、本来的には存在し得ない
不可思議な街が展開されている。

『村瀬恭子』〔ナミギワノサンゴ〕
白く青く、清浄な空間。
中央に位置する少女は、
珊瑚の精を思わせる。


今回の十二点も、
たっぷりと楽しませて頂いた。