席数345とかなり大きめの【シアター6】だが
客の入りは「エクゼクティブシート」を中心に
パラパラと。
「ポイント会員感謝の日」と言っても、
平日の朝イチの回であれば
こんな程度か。
客の入りは「エクゼクティブシート」を中心に
パラパラと。
「ポイント会員感謝の日」と言っても、
平日の朝イチの回であれば
こんな程度か。
さて監督『矢口史靖』の、
直近の三作は
〔ウォーターボーイズ〕
〔スウィングガールズ〕
〔ハッピーフライト〕
何れもハートウォーミングストリーだが、
作品の持っているパワーは、
徐々に落ちて来ている様に思う。
直近の三作は
〔ウォーターボーイズ〕
〔スウィングガールズ〕
〔ハッピーフライト〕
何れもハートウォーミングストリーだが、
作品の持っているパワーは、
徐々に落ちて来ている様に思う。
白モノ家電の製造を主にする「木村電器」だが、
社長の思いつきで、
自立型二足歩行ロボットの製作に乗り出すことになる。
その為に、社内から集められた畑違いの三人組は、
発表の席である「ロボット博」の数日前には
それなりの躯体を完成できていたのだが、
開発中の事故で大破してしまう。
社長の思いつきで、
自立型二足歩行ロボットの製作に乗り出すことになる。
その為に、社内から集められた畑違いの三人組は、
発表の席である「ロボット博」の数日前には
それなりの躯体を完成できていたのだが、
開発中の事故で大破してしまう。
苦肉の策として、オーディションを開催し、
開発中のロボット『ニュー潮風』の中に入る人を選考、
イベントを乗り切ろうとする。
開発中のロボット『ニュー潮風』の中に入る人を選考、
イベントを乗り切ろうとする。
結果選ばれた老人『鈴木(五十嵐信次郎)』は
次第に勝手な行動をとるようなる。
一回きりのつもりであったのに、
『ニュー潮風』のムーブが評判を呼び、
引くに引けない状況になってしまう。
そこに、イベント会場で危ないところを『ニュー潮風』に救われた
ロボオタの女子大生『葉子(吉高由里子)』が絡み、
事態は次第に収拾の着かないことに・・・・。
次第に勝手な行動をとるようなる。
一回きりのつもりであったのに、
『ニュー潮風』のムーブが評判を呼び、
引くに引けない状況になってしまう。
そこに、イベント会場で危ないところを『ニュー潮風』に救われた
ロボオタの女子大生『葉子(吉高由里子)』が絡み、
事態は次第に収拾の着かないことに・・・・。
脚本はそこそこ良く練れている。
シークエンス毎に、幾つかの伏線、効果的なエピソードを
忍ばせている。
シークエンス毎に、幾つかの伏線、効果的なエピソードを
忍ばせている。
しかし、その何れもが、妙に薄っぺら。
笑いも微苦笑は起きるものの、
哄笑とまではいかない。
笑いも微苦笑は起きるものの、
哄笑とまではいかない。
全てが深みに欠け、
全体がさらっと流れてしまった印象で、
良い素材を思いつきながら
つくづく惜しいと思う。
全体がさらっと流れてしまった印象で、
良い素材を思いつきながら
つくづく惜しいと思う。
特に閉鎖系の中で、次第に主従や愛憎と言った
関係や感情が表出して来るのだが、
それを物語るシーンが著しく弱い。
関係や感情が表出して来るのだが、
それを物語るシーンが著しく弱い。
前者は『五十嵐信次郎』名での出演だが
日頃のダンディーさはどこへやら、
髭と髪を短くし、更に
白いパンツに股引・シャツと、
ウダツの上がらない
冴えない年寄りを好演。
日頃の自分のスタイルを打ち捨てる、
これが役者魂だろうと、
激しく共感。
日頃のダンディーさはどこへやら、
髭と髪を短くし、更に
白いパンツに股引・シャツと、
ウダツの上がらない
冴えない年寄りを好演。
日頃の自分のスタイルを打ち捨てる、
これが役者魂だろうと、
激しく共感。
何れにしろ、同監督による
「プログラムピクチャー」的作品(「CX」による、ね)には
限界が来ていると思う。
「プログラムピクチャー」的作品(「CX」による、ね)には
限界が来ていると思う。
次作は、まるっきり異なる方向性の一作を望む。
あ、あと最後のカットは、まるっきりの蛇足
だと思う。
想像させるだけで余韻が十分に残るシーンではないか。
だと思う。
想像させるだけで余韻が十分に残るシーンではないか。