こちらも、
席数142の【SCREEN1】は、
ほぼ満員の盛況。
やはり、今日が初日のせいかしら。
席数142の【SCREEN1】は、
ほぼ満員の盛況。
やはり、今日が初日のせいかしら。
客層は、〔ヒミズ〕と似てるのね。

時は「イラン・イラク戦争」の只中。
【イラク】の独裁者『サダム・フセイン』の長男『ウダイ』は
高校の時の友人で当時から自分に似ていると言われていた
『ラティフ・ヤヒア』を力ずくで、
自分の影武者に仕立て上げる。
【イラク】の独裁者『サダム・フセイン』の長男『ウダイ』は
高校の時の友人で当時から自分に似ていると言われていた
『ラティフ・ヤヒア』を力ずくで、
自分の影武者に仕立て上げる。
それは外見をより似せる為の整形をも伴う
徹底したものだった。
徹底したものだった。
本作は、そうして、悪名高い『ウダイ』のダブルにされてしまった
『ラティフ』の物語。
『ラティフ』の物語。
巷間言われている様に、『ウダイ』は権力を背景に
暴虐の限りを尽くすのだが、
そこいら辺は、かなり執拗に描かれる。
暴虐の限りを尽くすのだが、
そこいら辺は、かなり執拗に描かれる。
原作となっている『ラティフ』の実体験に拠るわけだから
庶民の困窮を度外視しての
権力層の腐敗や常軌を逸した行動は、
眼を覆いたくなる半面、納得させる力がある。
庶民の困窮を度外視しての
権力層の腐敗や常軌を逸した行動は、
眼を覆いたくなる半面、納得させる力がある。
その渦中で、『ラティフ』は人としての最低限の節度を
維持するよう努力するのだが、
知らずのうちに『ウダイ』の人格が侵食して来る。
維持するよう努力するのだが、
知らずのうちに『ウダイ』の人格が侵食して来る。