
取り壊しが決まっている当該ビルで、

アート展が開催中。

長~~い垂れ幕も下げられている。
一歩中に足を踏み入れると、
確かに最早廃墟。


確かに最早廃墟。


会場内は撮影可なのだが、
屋上の、特定の角度からは不可、の表示があったりする。
屋上の、特定の角度からは不可、の表示があったりする。
出展アーティストは八名。

写真の作品は『勝亦かほり』の〔食べる〕。
クッキーで作られた作品は、本当に食べることができ
是非そうして欲しい旨の掲示もある
(勿論、恐る恐る一欠け食べたけどね、現時点で腹痛は起きていない)。
最終日の26日には、全てのパーツが食べ尽くされているのだろうか。
それが、ある意味、本望か。
展示会場の三階は、一面に砂が敷き詰められ、
三々五々やって来る数多の人の足跡が
次々に上書きされ、残される。
これもまた、この建物の、最後の記憶なのだろう。
三々五々やって来る数多の人の足跡が
次々に上書きされ、残される。
これもまた、この建物の、最後の記憶なのだろう。