RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

シェル美術賞展2011@代官山ヒルサイドフォーラム 2011年11月20日(日)

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受賞・入賞の四十点弱が展示。
一般の入場料は400円だが、
Webページから「無料入場券」をプリントアウトし持参、
又は、会場入り口に設置してあるコーナーから
やはり無料券をピックアップすれば、
タダで入場できる。


今回目に付いたのは
『森洋史』の〔Mother〕。
花鳥画を思わせる風景。
若冲』が胡粉を厚く使い、とろりと描いた雪は、
アクリルとウレタンで表現されている。
中央にはワンピースを着、バラを手にした少女と猫。
日本画の文法に中に、違和感無く鎮座している。
蝶や鳥の色彩も鮮やかだ。

『岡田貞子』の〔や/ま/と/か/わ〕。
版画の様にも見える描写。
配色は、モノトーンに近く、淡い蒼が主体。
蛇行する川と景色が主役。
人々は単純化された細い線で描かれている。
不思議と、落ち着く空間が出現している。

『髙木彩』の〔bloom〕。
大きく描かれた花は、何時もの如く滲んでいる。

『松川朋奈』の〔The bond snapped.#3〕。
今回の主役は、履き古されたハイヒールだ。


ふむう。既視の作家が多い。
ただ、今年もなかなか良い感じだった。