RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

写真新世紀 東京展 2011@東京都写真美術館 2011年11月6日(日)

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会場内はほどほどの混み具合。
ちよいと待てば、展示している写真集を、
観ることができる程度。

例によって、壁面に掲示してある写真を観、
キャプションを読み、気に入ったものは、
前面に置いてある応募時の写真集を見る。

で、今回の個人的なお気に入りは、
『坂口真理子』の〔訪々入浴百景〕。
タイトル通り、大きな風呂桶を担いで
各家庭や事務所、等を訪問、
そこで自分が入浴しているところを撮る
という何とも人を喰った作品。
馬鹿だ・・・・。
桶の中で湯浴みする彼女以外は、
日常の生活や行いがフツーに続いている。
その中に異質なモノとして存在する対比の妙。

次いでは
『高橋マナミ』の〔later and ago〕。
高校を卒業して数年後の彼等・彼女等に、
再び往時の制服を着させてスナップを撮る。
キャプションには「卒業後数年たった・・・・、云々」
とあるが、写真集の奥付を見ると
最長年齢は32歳の主婦!!!
最近流行の熟女モノAVでも、
此処まで無謀な所業はしないだろう。
ホラーだ・・・・。
一体何を考えてるんだ。

それ以外にも、
鈴木順』の〔だれもいない、ということもない〕
は街頭に行き交う多くの人が写しこまれているにも係わらず、
何れも後姿だったり俯いていたりと、
表情も含め判然としない。
全ては、都会の一隅の匿名性の中に隠れてしまっている。


しかし、今回一番衝撃を受けたのは、
審査時の様子として会場内に投影されているスライド中の、
選者『HIROMIX』の肉の付き具合。
う~む。