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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

福田繁雄大回顧展@川崎市市民ミュージアム 2011年11月5日(日)

一般の入場料は600円。
ディスカウンターで300円を見かけた時に購入したのだが、
会期も終了間際のこのタイミングでの訪問なら
百円台での入手も可能であったかと、少々臍を噛む。

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会場内はなかなかの人の入り。
年齢層は幅広いのだが、
子供達が単純に喜んでいる姿を見ると
微笑ましく、こちらまで嬉しくなってしまう。
サブタイトルにユーモアのすすめ
在る事が、まんま体現できている訳だ。

展示は平面が二百、立体と資料があわせて二百。
大まかには、編年体なのだが、
似たカテゴリーの作品は
一纏めになっているので、
比較できることも含め、判り易い。

また、特に立体作品の展示に言えることだが、
鑑賞者が参加できる形式
(一例として、代表作〔ランチはヘルメットをかぶって…〕の展示は
観客がスイッチの操作をすることで、
ただの鉄の塊りが、徐々にバイクの影を落として行く過程を
生成させる行為に参加できる)が多くとられているのも楽しい。

欲を言うと、展示スペースの配分にばらつきがあり、
複数の視点で異なった形が視認できる作品についは、
それが小品であっても、もう少し広い場所で観たかった。
近接していると、違う作品を観ている
他の人と接触してしまう。

とは言うものの、大量の展示を前にすれば満足度は高い。
今年の美術展の中では、かなり上位にランキングされるかと。