席数72とさほど大きくない【シアター10】だが、
九割方は埋まっている。
九割方は埋まっている。
彼女を押し付けあう親戚達の態度に、
業を煮やしてのことだった。
業を煮やしてのことだった。
当たり前だが、子育ては始めての経験。
その日から、『ダイキチ』の奮闘が始まり、
遂には、保育園の送迎時間に合わせるため、
勤務先に配置転換を願い出るほど入れ込んで行く。
その甲斐あってか、『りん』との間には、
少しづつココロが通い始めるのだが・・・・。
その日から、『ダイキチ』の奮闘が始まり、
遂には、保育園の送迎時間に合わせるため、
勤務先に配置転換を願い出るほど入れ込んで行く。
その甲斐あってか、『りん』との間には、
少しづつココロが通い始めるのだが・・・・。
『りん』を引き取るまでの描写は扇情的だが、
それ以降は、ことさら大きな出来事が起るわけではない。
それ以降は、ことさら大きな出来事が起るわけではない。
子育てをしたことがある人間なら、
誰にでも一度は経験するエピソードを
実に淡々と積み重ね、
その語り口は、かなりあっさりしている。
誰にでも一度は経験するエピソードを
実に淡々と積み重ね、
その語り口は、かなりあっさりしている。
そんな中で『ダイキチ』と『りん』の関係性が、
何時の間にか築かれてしまうのは、寧ろあっけないほど。
何時の間にか築かれてしまうのは、寧ろあっけないほど。
保育園への送り迎えで奮闘するシークエンスを繰り返すのは、
笑いを取るための一種王道の手法だが、
此処では、効果的とは思えない。
笑いを取るための一種王道の手法だが、
此処では、効果的とは思えない。
長巻の原作の冒頭部分だけを
(意識的に)切り取っているいるため、
なんとな~く、ココロが暖かくなる、
幸せな気分になる映画として収斂してしまっている。
(意識的に)切り取っているいるため、
なんとな~く、ココロが暖かくなる、
幸せな気分になる映画として収斂してしまっている。
以降の二人の関係性を予感させる
何がしかのエピソードでもあれば、
多少はメリハリのある作品になったかもしれないが、
まあ、それはムリというものか。
何がしかのエピソードでもあれば、
多少はメリハリのある作品になったかもしれないが、
まあ、それはムリというものか。
けして美人では無いけれど、
くしゃっとした感じが、尚良い。
くしゃっとした感じが、尚良い。
こんな娘におねだりされたら、
おぢさんは大抵の事は、
聞いてあげちゃう、絶対に。
おぢさんは大抵の事は、
聞いてあげちゃう、絶対に。