ShinPA!!!!! 東京展＠佐藤美術館 2011年7月23日(土)

「！（ビックリマーク）」が、また一つ増えて、
”ShinPA”も本年が５回目。

自分が馬齢を重ねるのとは異なり、
常に新しいインスパイアを発信する会で在って欲しいとの思いを、
益々強くする今日この頃。

例えば、
『森田洋美』の〔寄生〕二点は、
生きながら、その動きを止められている描写が、
とことん恐ろしい。
見開かれた眼はの先には、何が見えているのだろう。

一転して、
『川本淑子』の〔きいろい世界-ブーケ〕は
少女と兎が紡ぎ出すメルヘンチックな世界なのだが、
妙に大人びた描写に違和感を感じる。

『小林英且』の〔記憶～momento～〕は
現代的な天女が、ゆらりと降りて来る一瞬を
少しキッチュな表現で描いている。

『金木正子』の〔ねこだまり〕は
『若冲』の〔群鶏図〕さながら、
各種多様な猫が会議をしている様に（〔キャッツ〕か？！）
群れている。
ほかほかと、暖かそうだ。

計２１名の作品は、常の如く
新しい刺激を与えて呉れる。
今年も、来て良かった。