麺処 芳たけ＠大森 2011年7月17日（日）

【東口】に出たら
線路沿いに【蒲田】方面へ。
【Milpa（ミルパ）】のアーケ－ドに入り、
抜けた先には【鷲神社】が見えて来る。

件の神社を左手に見ながら僅かに歩を進めると、
渋い面構えの店が見える。

確か此処は、『一本槍』の二号店が在った場所と記憶している。

開店間もない１１：４０の入店で、
変形鉤型十席のカウンターに先客は二。
その後、食べ終わって出るまでの来客は無し。

入って直ぐ右側にある券売機で食券を買う。
大きな写真と麺量が表示されているので、
頗る分かり易い。

食したのは、
醤油つけワンタン麺。
値段は９８０円。
麺量は１．５玉、２４０ｇの表示あり。
「カネジン食品」の麺箱が隅の方に置かれている。

思いの外、短い時間で供された麺は・・・・、

細平ストレート。
白色が際立つ。
『唐そば』＠渋谷のつけ麺と似ている。
僅かに芯を感じ、縁は透明感。
つけ汁との相性も良く、啜り易い。
ただ、この麺、乾いて来ると絡まる難点がある。
それを解消する手段だろうか、
クラッシュアイスが仕込まれ、
平鉢の底には笊が敷かれている。
素晴しい心配り。
量も、まずまずある。

つけ汁は醤油。
表面には透明な脂の膜。
胡麻と微塵の葱が浮かぶ。
ガツン系ではなく、深みのある
しかし優しい味わい。
胃への負担も少ないだろう。

更にワンタンが５個浮かぶ。
皮はツルツル。
中の餡は肉たっぷりで、これは嬉しい。
何ともトクした気分になる。

具は、大量の刻み海苔。
裏面には水菜。これも量がある。
写真では見えないが、小さな柚子も添えられている。
麺に搾り出せば、更に爽やかだ。

花札大の蒸し鶏の削ぎ切が二枚。
軟らかいし、臭みも無い。

玉子半分は、芯のみ蕩けている。

メンマは細め。量もある。
濃い味に見える色だが、
くにゅっとした食感も含め
以外と薄味。

思うに、具の全ては、つけ汁に絡んだ時に力を発揮できる様、
意図的に抑え目の味付けがされている感じだ。

そんなこんなで、一気呵成に平らげてしまう。

評価は、☆５点満点で４．５（☆☆☆☆★）。
美味かった。
大盛りにすれば良かったかなぁ。