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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

華麗なる日本の輸出工芸@たばこと塩の博物館 2011年5月5日(木)

なんてラッキーなんだろう。
一般の入場料は100円だが、
例によって新聞に付いていた
50円の割引券を持参したら、
入り口脇に、こんな告知が・・・・。

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受け付けのお姐さんも、
「本日は無料となっております」
と、丁寧に声を掛けてくれる。

それが、50円であったとしても、
むしょうに嬉しい。
もの凄く、トクした気分。


さて、展示自体は、
サブタイトルに「世界を驚かせた精美の技」
とあるように、
幕末~明治・大正期(一部、昭和)の
輸出品の内、精緻な工芸作品を
大小取り混ぜて百四十点ほど。
前・後期で、展示替えがあるようだ。


象牙や鼈甲以外に貝も使った{芝山細工}は
今回お初にお目にかかる。
写真用アルバムの表紙を
こういった工芸で飾り立てるなど、
なんて豪奢な趣味なんだろう。

水差しやコーヒポット、カップ&ソーサーは、
輸出用に造られた品なので、
洋の意匠に和の文様、
又はその逆と、
混交の具合が面白い。


会場の中心線を取り巻く様に展示されている、
{寄木細工}の箪笥や飾棚は、
木目込みの取り合わせもユニークで
見ていて飽きないのだが、
引き出しが回転式や組み立て式になっていたりと、
その遊び心に、こちらまでもが嬉しくなってしまう。


「本日無料」の割には、来場者はさほど多くなく、
ゆったりと鑑賞できた。
眼福である。