こんな建物が在ることを、
ついぞ知らなかった。
ついぞ知らなかった。

正門。

モダンで開放的な、日の光りが
たっぷりと注ぎ込む建物。
九名の九点が展示。
第一会場と重なっている作者も居る。
第一会場と重なっている作者も居る。
しかし、こちらの会場の作品は、
一つ一つが、更にデカイ。
一つ一つが、更にデカイ。
『阿部瑞樹』の〔Is this a weapon?〕。
六曲半双の屏風。
一面に貼られている銀箔の上に画かれているのは、
プロペラの戦闘機。
翼を広げた姿が、正面から左右対称に。
より速く、より遠くまで、より小回りが効く様に、
極限まで贅肉を削ぎ落とされ設計されたその機能美は、
間違いなくタイトル通りの鈍い輝きを放っている。
六曲半双の屏風。
一面に貼られている銀箔の上に画かれているのは、
プロペラの戦闘機。
翼を広げた姿が、正面から左右対称に。
より速く、より遠くまで、より小回りが効く様に、
極限まで贅肉を削ぎ落とされ設計されたその機能美は、
間違いなくタイトル通りの鈍い輝きを放っている。
『濱田愛』の〔秋想〕。
7mを超える横長の大作。
ほぼ、壁面一杯に収まっている。
漆黒の夜空を背景に、野分に吹かれるススキの狂態。
魔女が振る箒にも似るし、横に走る稲妻にも見える。
絡み付く様に揺らぐ、各々の動きは、
生半可な想いの表出では、とても無いだろう。
7mを超える横長の大作。
ほぼ、壁面一杯に収まっている。
漆黒の夜空を背景に、野分に吹かれるススキの狂態。
魔女が振る箒にも似るし、横に走る稲妻にも見える。
絡み付く様に揺らぐ、各々の動きは、
生半可な想いの表出では、とても無いだろう。