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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

シュテーデル美術館所蔵 フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展@Bunkamuraザ・ミュージアム 2011年4月16日(土)

一般の入場料1,500円のところを
ディスカウンターで1,100円で購入は
同所の展覧会にしては、かなり安価な価格だて。

加えて、当日の東京は昼頃に
震度四の余震と、
これは多分、さほど混雑して無い要件が
二つ揃ったね、と
勝手に解釈して、来て見れば・・・・、

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甘かった。
場内はかなりの人の入り。
それでも、入場の行列が、
外に伸びていないだけ良いか。

勿論、押し合い圧し合い、
ではないけれど、壁に沿って順次歩く人が殆んどで、
とてもじゃあないが、まだるっこしくていけない。


お目当ては、当然これだが、
人垣はできるわ、滞留するわで、もう大変。
加えて、周囲を囲んでいるバーが、
絵から2mも離れたところに設定されているので、
ディテェルが鑑賞できない。

想定通り、画集などから受ける印象よりは、
相当小さい絵なのだから、
近寄って観れないのはかなり辛い。

それでも、「光り」の加減が認識できはするし、
離れて観ることで、却って絵の実態感が迫って来るのは、
フェルメール』たる所以か。


それ以外にも、リアル描写の「静物画」、
レンブラント』の〔サウル王の前で竪琴を弾くダヴィデ〕
〔マールトン・ファン・ビルダベークの肖像〕など、
見所はある。

計百点未満と、さほど多い出展数では無いけれど、
十二分に元は取れると思う。