「TOHOシネマズデイ」でも、
平日の朝イチの回の入りはこんなものか。
644席とかなり広い【SCREEN7】は、
空席ばかりが目立つ。
平日の朝イチの回の入りはこんなものか。
644席とかなり広い【SCREEN7】は、
空席ばかりが目立つ。
客層はかなり幅広い。
周囲や国民さえそのことは承知で、
妻の『エリザベス妃(ヘレナ・ボナム=カーター)』も
様々な療法を試してみたものの
芳しい成果は得られない。
妻の『エリザベス妃(ヘレナ・ボナム=カーター)』も
様々な療法を試してみたものの
芳しい成果は得られない。
やがて『エリザベス妃』は知人から紹介された
言語療法師『ライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)』
の元を訪れる。
そこは、
エレベータも満足に動かず、ソファは摺れ切れ、
水漏れの音が始終する
古びたアパートの一室だった。
言語療法師『ライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)』
の元を訪れる。
そこは、
エレベータも満足に動かず、ソファは摺れ切れ、
水漏れの音が始終する
古びたアパートの一室だった。
そのままでいれば何の問題も無かったのだが、
兄である現王(エドワード8世)が、『シンプソン婦人』との
所謂「世紀の恋」により退位する。
先ずは戴冠式の、そして、それ以降も、
公式の場でのスピーチは彼を苦しめる。
兄である現王(エドワード8世)が、『シンプソン婦人』との
所謂「世紀の恋」により退位する。
先ずは戴冠式の、そして、それ以降も、
公式の場でのスピーチは彼を苦しめる。
それは、オープニングの、
何処かしらおどおどとした態度と、
エンディングの自信溢れる振る舞いの差が
外見だけでなく、内面から漂って来る
オーラの異なりさえ感じさせてしまう。
何処かしらおどおどとした態度と、
エンディングの自信溢れる振る舞いの差が
外見だけでなく、内面から漂って来る
オーラの異なりさえ感じさせてしまう。
吃音の治療方法も(ホントかどうかは知らないが)、
思わずニヤリとさせられ、
中途の場面転換の手法も気が利いている。
思わずニヤリとさせられ、
中途の場面転換の手法も気が利いている。
一方で、存在する「クラス」の差を圧倒的に感じさせたり、
個人の諍いや妬み、嫉み、苛めが、
そんなこととは関係無しに存在する実情も描かれ、
次第に吃音の原因はそれらの幼児体験に在ったことや、
『ローグ』は何者でも無かったことも明らかになる。
個人の諍いや妬み、嫉み、苛めが、
そんなこととは関係無しに存在する実情も描かれ、
次第に吃音の原因はそれらの幼児体験に在ったことや、
『ローグ』は何者でも無かったことも明らかになる。
が、そういった障害を乗り越え、
二人の結びつきは強固なものとなって行く。
その過程の語り口が、なんとも上等。
二人の結びつきは強固なものとなって行く。
その過程の語り口が、なんとも上等。