《お通し》
蛤・雲丹・鯵。
何れも異なる調理法。
食感、味、共にその差を楽しめる。
《お造り》は鯛と鯖。
鯛は寝かされ、僅かに飴色に。
歯応えは弱くなるが、その分旨味が増す。
鯖の脂の乗りは上々。
《焼魚》
鯛の兜焼き。
先ほど刺身を取った鯛だが、
この大きさはどうだろう。
部位によって味や食感が異なるので、
変化を味わえる楽しみがある。
《野菜煮》
出汁でさっと煮あげられた海老芋に、
温かい田楽味噌が掛かる。
柑橘系が仄かに薫る。
《鱈の白子》
昆布で取った出汁の中でさっと泳がせ引上げる。
それを目の前に置いた土鍋でやってみせる。
大振りで熱々を頬張れる幸せ。
《岩海苔の雑炊》
磯の香りがぷぅ~んと。
冬の味覚、だなぁ。
《デザート》
最近凝っている野菜のデザート。
今回は蕪と独活。
ともすれば、土臭くなる蕪が丁寧に処理されている。
勿論、洋食だって四季の移ろいを反映しているのだが、
ぱっと見るだけで、それを感じてしまうのが、
和食の素晴しい点というわけで。
走り・旬・名残と、例によっての食材の数々。
ぱっと見るだけで、それを感じてしまうのが、
和食の素晴しい点というわけで。
走り・旬・名残と、例によっての食材の数々。