秀英体100＠ギンザ・グラフィック・ギャラリー（ggg） 2011年1月22日（土）

タイトルだけだと、「何のこっちゃら」と思ってしまうが、
これはまずもって素晴しい企画。

「秀英体」と言うのは印刷用の書体で、
今年が作られてから百年になる由。

それを記念しての展示会と言うわけだ。

Ｂ１Ｆでは実際にそれを使った印刷物や、
活字・活版も展示されている。

特製の大き目の活字と葉書大の用紙も置かれ、
好きな様に押印できる仕掛けも楽しい。

１Ｆは、計二十五名が、このために作成したポスターがずらりと。
四季の文字や文物の何れかを盛り込むこと、
秀英体を使用すること、
の二点が最低要件。

で、これがデザイナー各人の特性が出て、頗るユニーク。
秀英体や今回の製作物に対する思いが込められた
解説も貼付され、楽しい。

このバリエーションの広がりは、
実際に会場に足を運んでもらう以外にないだろう。

結構な混雑ではあるが、一訪の価値は、間違いなくある。