RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1@109シネマズ川崎 2011年1月10日(日)

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席数121と、少ないながら【シアター3】は満員の盛況。
字幕上映と言うこともあり、子供の影はかなり少ない。


スター・ウォーズ〕の唯一の汚点として
キャリー・フィッシャー』のキャスティングを挙げる人が多いが、
ハリー・ポッター〕シリーズの成功点の一角を
ハーマイオニーエマ・ワトソン)』が担っていることに
異を唱える人は少ないだろう。

あんなに小さかったお嬢ちゃんが、めっきり綺麗な娘さんになり、
それだけでもおぢさん達は、自分の子供の成長を見ている様で
眼を細めてしまうわけだが、
彼らの成長と寄り添うかのごとく、
本作では濃密に「死」の影が張り付いている。


シリーズの原作は全て揃っているが読んではいない。
一方、映画化作品は、劇場/DVD/有料放送で、
全てカバーしている。

それでも、頻繁に引用される、
人物・エピソード・場所・小道具にはついていけない。
要は、予習・復習が不足しているわけだ。

が、それが為に、本編が楽しめない訳ではけしてない。
おぼろげなストーリーの流れからも
十分に醍醐味を味わえる。


復活した悪の帝王『ヴォルデモート』に追われる立場になった
ハリー・ポッター』達は、彼を倒す唯一の手段である
「分霊箱」の探索と破壊に血道をあげるのだが、
気は焦るものの、道は開けず、仲間は脱落し、
仲違いが起きる。

想定通り、彼らの関係は修復するが、
最終章に向けては、悲観的な素材のみが提示される。
元々、暗い画面は、一層の鬱々とした色に覆われることになる。


しかし、これは、〔PART2〕へ向かう準備段階としての
序章の役割をきちっと果たしている。
何処かのTV局が作る、無理矢理に引き伸ばされた、
前後編とは、明らかに趣を異にしている。

多分、観にいっちゃうんだよなぁ。