RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

東京都写真美術館 2011年1月2日(日)

1月2日は入館無料、と言うことで、
今年も、いそいそとやって来た。

年々観覧者が多くなっている気もするが、
一方で、近隣商業施設の「初売り」が主目的で、
時間のついでに立ち寄っただけ、らしい人も多く、
なんだかなぁ、と思わせるのも、例年通り。


順に、3F/2F/BFと降りてきて、一般の入場料は、
各500円/700円/500円。

写真の展示については、多分、統一テーマとして「スナップショット」が挙げられ、
3Fの展示は、先達の作品に多くを割き、
2Fの展示は、日本の比較的若い作家に焦点を当てている。


3Fでは特に
『マーティン・ムンカッチ』の〔スキーをするレニ・リーフェンシュタール〕1930-31年を観ると
水着でスキーをする彼女の輝くばかりの美しさと共に、その後の運命の転がりを、思わずに居られない。

鷹野隆大』の〔カスババ〕シリーズは、男性ヌードではない、
しかも人の影がかなり排除されている珍しい作品群。


2Fでは、『白井里実』の〔ホーム・アンド・ホーム〕のシーリーズ。
異文化の中に持ち込まれた日本(を思わせるモノ)が妙にリアルで、
不思議な気分にさせられてしまう。


BFは今流行の3D。
歴史と現代、技法も含めわかり易い展示。
楽しんでいる人も多く居た。


何れにしろ、新年を飾り、且つ、一年の小手調べとして最適の
展示群。

今年も多くの眼福を味わうと共に、
知識の増大も図りたいものだ。