細かく描けば良いと言うものでもない。
写真の様に描けば良いと言うものでもない。
自ずと気品が滲み出て来ないと辛い。
これだけは感性に由るものだが、
多くの支持を得る作家がいるところを見ると、
それは間違いなく有るのだろう。
で、本展は14人が出品している。
先ずは、『開佐晋』。
ペン画なのだが、人物の造形は、ままずまず。
が、細かいバランスが、あと一息。
フォルムがもうちょっと整えば、
自分好みなのだが・・・・。
で、今回のイチオシは、『荻荘聖子』。
色鉛筆で描かれた優しい絵。
しかし、タッチが似ているのだ、
『内田 善美』や『水樹和佳(子)』に。
特に〔星の時計のLiddell〕や〔エリオットひとりあそび〕の頃を思わせるものがあり、
背中がぞくっとなった。
ただ、両者ともホームページで確認すると、多くの作品は異なる方向性のようで、
展示されているものだけで判断するのは難しいなぁ、全く。
展示されているものだけで判断するのは難しいなぁ、全く。