席数284と、かなりの大箱ながら【CINE5】は、
九割以上の入り。
封切り二日目に加え、ジャニーズ系、ストーリーと
何拍子も揃った成果と見た。
九割以上の入り。
封切り二日目に加え、ジャニーズ系、ストーリーと
何拍子も揃った成果と見た。
客層は、女子の団体が、やや多目。
江戸時代の侍が、突然現代にタイムスリップして来る。
そのカルチャーギャップの描写の仕方が妙味だし、
同じモチーフの作品は多々ある(勿論、逆も)。
そのカルチャーギャップの描写の仕方が妙味だし、
同じモチーフの作品は多々ある(勿論、逆も)。
多くは、次第に時代に染まり、その楽しさが無くなっていくのだが、
本作は若干、装いを異にしているようだ。
彼は、最後まで、その魂を動じさせはしない。
本作は若干、装いを異にしているようだ。
彼は、最後まで、その魂を動じさせはしない。
母子家庭で、日々の暮らし(糊塗ではない)に汲々としている、
『遊佐ひろ子(ともさかりえ)』の前に、
突然、江戸時代からタイムスリップしてきた直参旗本の『木島安兵衛(錦戸亮)』が現われる。
景色の変化に驚き、行く当ての無い彼は『ひろ子』の家に転がり込む。
一宿一飯の恩義に家事をしだした彼は、以外な才能、
特にデザート造りに天才的とも言える腕を発揮する。
『遊佐ひろ子(ともさかりえ)』の前に、
突然、江戸時代からタイムスリップしてきた直参旗本の『木島安兵衛(錦戸亮)』が現われる。
景色の変化に驚き、行く当ての無い彼は『ひろ子』の家に転がり込む。
一宿一飯の恩義に家事をしだした彼は、以外な才能、
特にデザート造りに天才的とも言える腕を発揮する。
彼の作るケーキを食べた『ひろ子』のママ友が、
面白半分にケーキコンテストに応募したことから
ストーリーは動き出す。
面白半分にケーキコンテストに応募したことから
ストーリーは動き出す。
『安兵衛』の出現から、宿泊させるまでの経緯は、
速やかに進行し、しかも不自然さが無い。
至極普通の成り行きに描写され、
違和感を感じさせる間もない。
ここいら辺は、監督の面目躍如だろう。
速やかに進行し、しかも不自然さが無い。
至極普通の成り行きに描写され、
違和感を感じさせる間もない。
ここいら辺は、監督の面目躍如だろう。
家庭環境や職場環境、男女の役割分担といった
現代を象徴する事柄も効果的に取り込まれ、
『安兵衛』の文明に対する反応も、
ある種ご都合主義でありながら、
笑ってやり過ごせるくらいに、
観ている側も、ココロが満ちてくる。
現代を象徴する事柄も効果的に取り込まれ、
『安兵衛』の文明に対する反応も、
ある種ご都合主義でありながら、
笑ってやり過ごせるくらいに、
観ている側も、ココロが満ちてくる。
今年一番の、ハートウォーミングストーリー。
笑わせて、泣かせる、そのツボに嵌まっている。
笑わせて、泣かせる、そのツボに嵌まっている。