RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

溜池 相屋 総本店@溜池山王:居酒屋

居酒屋と言うには、かなり値が張る。
接待向けと表現した方が良いくらいの
確か以前は、まるっきり方向の異なる店で、
それなりに気に入っていたのだが、暫らく来ない内に、
随分と上品に、店名も含め建て変わってしまった。

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左上は《お通し》何ともチープは四点の盛り合わせで、
かなり侮っていた。
右上は《たたみいわしのうに焼き》四枚で680円。
左下《焼き茄子》これが水茄子を焼いたようで独特の味。生姜は鬼颪。
右下《つけあげ》ふうわりとした中に野菜がゴロゴロ。

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左上《だし巻き玉子》卵の味が濃い上に、出汁が良く利いて、昨今食べた中では
一番の旨さ。焼き加減も良く、口に入れると火傷しそう。
これが680円は素晴しい。
右上《牛すじ煮込み》は650円。驚くほどの量の少なさ。しかし牛筋は上等。
コラーゲーンの部分が多くトロトロ。処理も丁寧。
人参・牛蒡も野菜の旨味が十分。味噌も上々。
左下《つくね串》450円。付けられている卵の大きさと比較して、
つくねの小ささが判るというもの。しかし、卵は濃厚で、非常に良いものと思われる。
右下《紅鮭のハラス焼き》950円。上品な脂の乗り。これ、ハラスじゃない。

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〆は《きりたんぽ鍋》。これで二人前、2,400円!!驚愕の値段。
が、鶏の出汁が素晴しく濃厚。一旦焼いてから投入している鶏自体の旨さも
タダモノでない。歯応えもあるが、本来の味が、ぎゅっと詰まっている。
白葱も良いものを使っている。《きりたんぽ》も、
ざっくりとした米の舌触りを残した良い食感。

「日本全国の味を揃えました~」的な
満艦飾さは節操が無いが、総じて外れの無い旨さ。

が、兎に角、量が少なく、値が張る。
この分量なら、単品100~200円は安くしないと。
勿論、素材が良いのは認める。

加えて、飲み物も同様に量が少なく高い。
ザ・プレミアムモルツ》の生が680円。
キンキンに冷えた銅製のグラスで供されるのだが、
350ml入ってますかこれ?
焼酎・サワー・日本酒も全て同様。

かなり節制して飲み食いしての、一人あたりの御代は、
六千円強。
少人数で廻しているためか、オーダーを取りに来るのも遅かったりと、
他にも難点は有り。

値段も含めて何とかなれば、ちょくちょく来たい店なのだが・・・・。