150席の【SCREEN4】は、最前の二列を残し、ほぼ満席。
かなりの入り。
山の中にあるのに、何故か「シーサイド」と言う名のモーテルは、
節約のために夜になると断水する、とことん水とは縁遠い小さな宿。
その4つの部屋で繰り広げられる、僅か一晩のショートストーリー。
節約のために夜になると断水する、とことん水とは縁遠い小さな宿。
その4つの部屋で繰り広げられる、僅か一晩のショートストーリー。
宿泊している男女の行動が微妙に絡まりあい、
影響を与えて、思わぬ方向に話しは転がっていく。
影響を与えて、思わぬ方向に話しは転がっていく。
登場人物は基本的に相手を騙しているのだが、
その境が判然とせず、観ているこちら側まで疑心暗鬼にとらわれてしまう。
その境が判然とせず、観ているこちら側まで疑心暗鬼にとらわれてしまう。
虚と実、想定内と外。練り上げられた脚本は、
笑いや悲しみや、時としてほろ苦さを感じさせながら、
ゆったりとした速度で進行し、
語り口もまずまず。
笑いや悲しみや、時としてほろ苦さを感じさせながら、
ゆったりとした速度で進行し、
語り口もまずまず。
しみじみとした余韻と再生を期待させるエンディングも、
多くの人が不幸になる中、
仄かな救済として機能している。
多くの人が不幸になる中、
仄かな救済として機能している。