矢満一＠新橋：居酒屋

【新橋】と表記したが、実際はかなり外れ。
【虎ノ門】からも【内幸町】からも近い。

古風な外観。
中も、同様の造り。
カウンターとテーブルで３０席程度かな。
それも、かなり窮々に詰めて。

満席になるでもなく、閑散とするでもなく、
常に五～六割程度の入りが継続し、
まずまずの繁盛店のようだ。

〔松前漬〕
数の子は好みだろうが、自分は入っていた方が好き。
ねっとり感と素材の歯応えの差、旨味が妙味。

〔もつ煮込み〕
濃い味噌味。軟らかいモツ。たっぷり葱が嬉しい。
豆腐入りも選択できるが、これはモツのみ。

〔たまごポテトサラダ〕
黄色い！甘味がかなり勝っている。軽やかな味。
カリカリのベーコンと万遍無く掛かった胡椒がまた合う。

〔鰹の刺身〕
「本日のおススメ」とあった。だったら、食べないと・・・・。
脂ののりよりも、爽やかさを味わうのに近いかな。
でも大振りだし。おトク感満点だな。

〔あったかおでん盛合わせ〕
練り物主体。多少、汁の色は濃いが、それ程鹹く無い。
程よく味が染みて、上々の味わい。

〔豚肉入り湯豆腐〕
豆腐は絹。豚肉はバラ。大きく削がれた葱。
各々の旨味を吸って、おまけに、カラダがあったまる。

〔栃尾の油揚げ焼き〕
半分も選択できるが、これは一枚。
兎に角でっかいし、厚みもあるわけだが、
新潟県民には周知だからなぁ。

〔和風オムレツ〕
出汁の中に浮かんだオムレツの上には刻み海苔と大根おろし。
そして、中には何と！トロロ。いや吃驚。
トロロに生卵をあわせるのは常道だが、
この手が有ったとは。

かなり呑み食いして、一人頭六千円弱は
かなり良心的。
おまけに、この店、日本酒の温度を五℃刻みで
冷温指定できる。